先を見越して一人ひとりが対策を

薬指を動かし脳を活性化し、認知症を予防(2015.4.23)

 ちょっと前になりますが、目を開いたままで良いので片足立ちが出来るかという話題を書きました。20秒以上できれば、まだまだ脳の運動機能は健全で、平衡感覚もあり、認知症の恐れはなさそうです。

 一方逆に言えばこういった運動が出来ない場合は認知症になる可能性があるということです。さらに言えば、一般的には手先を動かしたりすることは、脳の働きを活性化させ、認知症予防になるということを知っています。

 というのが前置きですが、であるなら意図的に体のあちこちを自由自在に動かすことが出来れば、さらにその効果は高まりそうです。

 だとすれば、人間の場合普段最もよく使っているのは手だと思いますので、手先を動かす仕事をしている人は認知症にもなりにくいのかなと思いました。

 さらに考えを進めて、じゃあ手先をよく使う職業とは何だろうと考えると、人間国宝に代表されるような職業や外科医、さらにはピアノやギター等の音楽家なんかを思いつきました。

 ということはこれらの職業に付いている人は、長寿かどうかは不明ですが、少なくとも認知症にはなりにくいということなのかなと思い、さらにわが身を振り返ってみると、私は学生時代からクラシックギターを弾き、40代はフルートを練習。

 さらに最近、10年以上休止していたフルートの練習を再開したので、「こりゃいいや」と内心うれしく思いました。

 そんな中、その練習の記録代わりにブログも書いているのですが、ここのところ練習中に薬指の動きが、自分でも信じられないほどギクシャクしていることを知り愕然。

 「こんなに動かないんだ」と思いましたが、ということはこれが動くようになれば、さらに脳も活性化するのではと考え、動きが悪いことを具体的に知る方法はないかと調べてみると、これは実に簡単。机の上にどちらかの手を置き、他の指を動かさずに、最小は親指だけで机を叩く。1秒に3回ぐらいは叩けます。

 次に人差し指。これは意識してがんばると1秒に5回ぐらい叩けそうです。さらに中指も同様。ところが薬指になったとき愕然。最初は薬指だけを単独で持ち上げることすら難しかったです。

 脳から必死に「持ち上げろ」という指令を送るのですが、持ち上げる筋肉がどこにあるのか神経系が理解していないようで、その鈍い反応にイライラします。

 なるほどこんなにこの部分の動きは脳と神経系が活性化していないのかとびっくりしました。結局そのことに気が付いた日は、1秒に1回も上がらず、しかもその高さも5mmぐらい。情けない思いをしました。皆さんはいかがでしょうか?


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