激しい雷雨で稲妻観察

落雷から身を守る(2012.8.18)

 昨日は2日連続の37度という猛暑で、さすがに困り果て昼食後はエアコンをかけて少し昼寝。さらにそのまま読書をして3時過ぎまで過ごしました。

 その後カーテンの隙間から(エアコンの効きを良くするために、太陽光が入る窓のカーテンを閉めています)外を除くと黒雲がモクモクと成長しているところでした。

 これは間違いなく一雨来ると考え、急いでエアコンを切りスーパーへ買い物へ。買い物から帰ってしばらくすると、遠くの方から雷鳴が。さらに30分ぐらいすると、雨がポツリポツリと振り出し、雷鳴も光ってから音が聞こえるぐらいまでの距離が3秒ぐらいになり、稲光で空が明るくなるのが見え始めました。

 まだ気温は高いものの、風も吹き出して、その風の温度は低くなっていましたので、これは黒雲の下には雨が降っているなと想像していました。

 やがて数秒おきに稲光が見えるようになりましたので2階のベランダから稲光観測。久しぶりに落雷をずいぶん見ることが出来楽しめました。

 太い稲光が空から地上に向かってガツンと伸びていく様子が見えたり、雲の中だけで瞬間的に何本もの稲光が交錯する様子も見えて、ちょっと爽快感を味わいました。

 しかしやがて雨が一挙に降り出し、とてもベランダにはいられない状態になり屋内へ待避。この間に気温は10℃近く急低下。と言っても室内は30度ぐらいで蒸し暑いです。しかし日頃は35度ぐらいになっていましたので、かなり涼しく感じられ、久しぶりにエアコンなしで眠ることが出来ました。

 それはそれとして、今から45年ぐらい前、すぐ近くの避雷針に落雷するという経験をしました。ずいぶん前のことですが強烈な印象だったので今も当時のことを覚えています。

 激しい雷雨の中カサをさして、5階建てぐらいのビルの横を歩いていたのですが、そのビルの先端に避雷針があり、そこにちょうど雷が落ちました。まさに直撃です。

 この時の感覚ですが、日頃聞き慣れている雷の激しい音ではなく、音そのものが鉄の板のように上空から落ちてくるという硬質な印象を持ちました。周辺を歩いている人は一斉に座り込みました。私も思わず身をすくめました。

 さらに雷の電気は避雷針だけですべて吸収できるようなヤワな電気量ではなかったらしく、余った電気がビル周辺に飛び散った印象を受けました。どうしてそう感じたかというと、目の前360度に細かい稲光のシャワーが見えたからです。

 頭上から線香花火のような火花が辺り一面に落ちてくるという印象でしょうか。更に更に大気は赤紫色に光り、あたりにはオゾン臭が立ちこめます。まあ何ともすさまじいものです。

 雷なんて怖くない、と思っている人もいるかもしれませんが、避雷針に落ちただけであの衝撃ですから、雨宿りしていた樹木の先端に落ちた、なんてことになったらどれほどのことが起きるか想像を絶します。

 光が見えて5秒で音が聞こえるような状態になったら、ともかく背を低くして避難することをおすすめします。



雷雲の特性


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