異常気象と食品廃棄

干ばつ、日照りで食品価格は?(2012.9.14)

 暑いですねえ〜!9月も中旬近くになったのに、私の住んでいる埼玉県は連日35度前後です。わずかに明け方3時頃、外気温が25度以下になるようで、その時少しだけ涼しさを感じます。(窓を開けて寝ているので)

 私がこのブログを書いている部屋にはエアコンがなく、今日は室温で32.5度まで行きました。今は32度です。扇風機のみで頑張ってこれを書いていますが、体の方もこういった環境にだいぶ慣れた感じです。

 それにしても太平洋高気圧のがんばりは異常に思えます。今日は台風16号が沖縄近辺を通過していると思いますが、例年なら大陸の高気圧に押されて日本列島を縦断するコースになるはずです。

 それが太平洋高気圧のがんばりで、沖縄を通過し、そのまま九州の西側をかすめるような、信じられない予想進路をとっています。

 その結果沖縄や九州は雨ばっかり。関東はカラカラの日照りが続き、我が家の家庭菜園は、ちょっと水まきをサボると、折角出てきた大根とかの芽があっと言う間に枯れてしまいます。

 この日照りのもっと激しいのがアメリカの干ばつだと思いますが、それが食料品価格に大きな影響を与えるのは必至です。そうなる前にせめて自家製の大根菜ぐらい作っておこうと思い種を蒔いているのですが、撒きながらこの夏の農家の方の苦労を感じています。

 一方そんな食糧危機?の中、8月23日のCNNニュースでは、米国の食品の40%は食べられないまま捨てられるというニュースが報道されています。

 内容を見ると、アメリカで廃棄される食品は年間約13兆円だそうで、これは4人家族で年間10万円から18万円ぐらいに相当するそうです。

 理由は衝動買い、まとめ買い、外食、盛りつけの多さというようなことの様ですが、私はハワイ旅行が好きで夏に良く行くので、この感覚がよく分かります。

 まず冷蔵庫がでかい。その上スーパーで買うためのカートの大きさが、日本のバスタブ1個分ぐらいあり、そこに食料品を次々投げ込んで、山のようになった商品を車に買い込んでいきます。

 しかし最近は日本でもスーパーに行くと、かなり大きな二段重ねのカートが用意され、そこにやはり山のように食品を積み上げて買っている方がいます。

 買い置きしておくんだ、と言ってしまえばそれまでですが、朝生ゴミを捨てにいって、ゴミ集積場にカラスがたかり、新品同様の食品を口にしている姿を見ると、「節約節約と言いながら、日本もアメリカ化しているな」とつくづく感じます。

 不況が20年も続き、誰もが多かれ少なかれ収入にストレスを感じているようですから、せめて食料品ぐらいは自由に多めに買っても良いじゃないかという感覚もあるのかなと思えますが、やはり食べ物は食べ物ですから、捨てるのは作ってくれた人に申し訳ないなと感じます。

 本来の健康とは関係ない話題かもしれませんが、健全な食生活が健全な肉体を形成する原動力になると思え、さらにこの秋は干ばつや日照りの影響で食品価格にも影響が出ると思われるので、あえて触れてみました。



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