欧米型の食生活

2017.2.21

 その昔、中国は漢方や医学の分野で数千年の歴史があり、欧米や日本より医学の分野が進んでいるというイメージがありました。ところが最近は中国でも欧米系の食生活が進み、心臓疾患が増えているそうです。

 研究によれば中国では過去20年間にわたって心臓病が増加傾向にあり、高血圧、高コレステロール、高血糖、過体重、さらには喫煙者や運動不足の人も増えているそうです。

 これは中国ではという部分を日本ではという語句に置き換えれば、全く同様のことが日本でも起きていると思われ、ひじょうに参考になります。

 原因ですが、赤身肉、塩分、糖分の多い飲料の摂取量が増加傾向にあるとのことで、日本の場合若しくは自分の場合はどうなのかなと気になります。

 またこれらの傾向と同時に高血圧も増えているようで、1979年に7.7%だった高血圧患者は、2010年に33.5%に増加したそうです。33.5%と言えば3人に一人です。

 ちなみに日本の場合はどうなんだろうと調べてみたら、厚労省の2016年調査で高血圧患者数は1010万800人だったそうで、3年前の調査より104万人の増加だそうです。

 まあ血圧がいくつ以上が高血圧のなのかという定義上の問題もありますね。基準を緩めれば一気に患者数が増え、きつくすれば見かけ上の数字は減ると思われます。

 ただ欧米型の食事が高血圧の原因の一つになっていることは間違いなさそうです。しかしネットでも欧米型の食生活が・・・とよく書かれていますが、具体的に欧米型の食生活とはどのような食生活なのか?それが分からないと改善しようがないような気もします。

 そこで欧米型食生活の特徴についてネットで調べてみました。すると脂肪の摂取が多く、ビタミン・ミネラル、食物繊維などの摂取が少ない食事というのが欧米型のようです。また脂質や糖質が多すぎる食事というのも問題なようで、単なる肉の食べ過ぎではないという事のようです。

 では逆に日本型の食事というのはどういうものか?最近は和食が見直され、私が好きなハワイに行くと、日本の和食もどきレストランが多数の欧米人で賑わっています。

 しかしそこで料理を注文すると、一品一品の量がとてつもなく多いなと私は感じます。昨年はハワイで冷ややっこを注文しましたが、日本の豆腐の1.5倍ぐらいの大きさのものがド〜ンと出てきてびっくりしました。

 その意味では食事の内容も気にしないといけませんが、量そのものも気にしないといけないようです。という事は和食の懐石料理というのは様々な具材を少しずつ食べるのがコンセプトのようですから、実に健康的な料理と言えるのかもしれません。



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