医療費総額が
国の税収総額に近づいています

2012年の医療費総額は38兆4000億円(2013.9.11)
 

 昨日のヤフーニュースで、厚労省が2012年の医療費の総額が38兆4000億円だったと発表したことが報じられていました。10年連続で記録更新だそうです。

 と言うことは、あと3年ぐらいで40兆円を越す、と言うことになりそうです。ものすごい額です。桁数があまりに大きいので実感が伴わないのですが、2012年度の国の税収が44兆円ぐらいみたいですから、そのほとんどが医療費に消えていると言うことになりそうです。

 さらにこの額を人口で割り算すると、国民一人あたりの医療費は30.1万円になるそうです。ただし当然ながら年齢が上がるにつれて医療費は増加します。

 報道では、70歳未満は18.1万円なのに対して、70歳以上は80.4万円と大きく跳ね上がります。さらに75歳以上は91.5万円だそうで、医療費全体から見ると70歳以上の高齢者にかかった医療費が17兆4000億円で全体の45.4%になっているそうです。

 今後はさらに高齢者が増え、高度先端医療がより一層盛んになると思われますので、医療費も間違いなく増えていくと思います。

 私と息子の我が家の医療費ですが、昨年の家計簿を見てみると年間で約5万支出しています。3割負担ですから実際の医療費は17万ぐらい。2人の医療費総額ですから、一人あたり8.5万。

 実際にはこの医療費のほとんどは私の高血圧と痛風の通院と薬代で、その他に私や息子がたまにひく風邪の診療費です。その意味では模範的な健康状態と言えるのかもしれません。

 これに対して、市から送られてくる私と息子のへの国民健康保険税は約20万。と言うことは我が家は医療費として年間25万を支払い、実際には17万しか使っていないことになります。

 差額が8万円ありますが、これがいずれ私も恩恵を受けるであろう、高齢者の方の医療費に回されているのかなと思えます。

 しかしこの国民健康保険税20万。我が家の年間支出の中では、他の固定資産税や住民税に較べても、ダントツに大きな負担額になっています。

 これが払えなくて、医療機関にかかれない子供がいると言うニュースもありましたが、今後はさらに厳しくなることが予想されるわけで、年金だけでなく医療費問題も大きいなと思わざるを得ません。

 ところで、ではこの医療費を減らすための方策にはどんなことが考えられているのか?素人考えでは、基本的に医療機関に頼る度数を減らすしかないわけで、自分で自分の健康管理をしっかりやるしかないように思います。

 また国としては、喫煙を減らし、食の安全性を高め、ストレスの少ない社会を構築するような社会を目指すべきだと思えます。

 私事ですが、私の医療費はフルタイムで働いていたときよりも、今の方が明らかに減っています。これはフルタイム時はストレス等により、体調不良を感じることが多かったためで、その意味でもストレスは体に良くないなと痛感しています。


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