時間当たりの気温上昇率が問題?

熱中症の予防と予報について(2016.7.6) 

 私の熱中症もどきの症状はひとまず峠を越えたようです。昨日の気温の低下が良かったような気がします。結局他のブログにも書きましたが、加齢に伴って気温の急激な変化への適応力が減っているんだという事がよく分かりました。

 実家の86歳になる母親の体調を見ていても感じることですが、暑ければ暑い状態、寒ければ寒い状態が続けば、体もそれなりにその状態に適合するようです。つまり夏場と冬場は、冬の血圧上昇を除けば、割と体調は安定しているという事です。

 ところが春先はいろいろな条件が急変することが多いです。一番顕著なのが気温、そして天候でしょうか。さらに湿度、気圧、風、花粉等の条件が入り乱れて変化します。

 気温や湿度が急激に変化すれば体温調節に支障をきたし、気圧の変化や花粉の飛散で気管支や肺の機能が変化するようにも思います。また風によって様々なものが運搬されますので、それによってアレルギー症状が出ているかもしれません。

 若い時は、そういった環境の変化に対して、自律神経系が素早く協調して働き、あちこちの機能を強化したり緩和したりと、迅速な対応が行われます。

 ところが加齢に伴って、先ずそういった環境変化を察知する神経細胞の働きが衰えるようです。つまり暑いのに、体が暑いと感じるまでに時間差が生じるという事です。

 春先に外出すると、気温は25度を越しているのに、長そででブルゾンを着ているような高齢者の方を見かけることがあります。「暑そうだな」と感じますが、本人は割と平気な顔をしています。

 もしかしたら本当に寒がりなのかもしれませんが、センサーが衰えて、暑さを感じるまで時間がかかっているのではと思えます。

 というわけで、詳しいデータがないので、あくまでこれは私の感覚というか、今回の熱中症もどきに関する印象ですが、だいたい朝6時ぐらいから昼の14時ぐらいまでのの8時間ぐらいで10度以上上昇したように感じますので、今後はこれが目安になりそうです。

 つまり時間当たりの上昇率(1時間当たり1度の上昇)と、最高気温(30度以上)を考慮することによって、熱中症になりやすい日かどうかが分かるというものですが、どうでしょうか?(ただし湿度にも関係しそうです)

 そう思って「熱中症が発生しやすい気象条件」という語句でネットを検索したら、「暑さ指数」という考え方があるそうです。さらに環境省の「熱中症予防情報サイト」というページも発見。このページは役に立ちそうです。



ポカリスエット


夏ばて、熱中症


表紙に戻る