毛髪は表皮にいたる過程で色が付く

白髪について(2012.1.6)

 薄毛に続いて、一応白髪についても調べてみました。基本的には、年相応の白髪というのと、ストレスによる白髪、と言うのがあるのかなと思っていますが、きちんと調べたわけではありませんので、今回少し真面目に調べてみようと思いました。

 そこで「白髪の原因」という検索語句で探すと「health クリニック」というサイトで分かりやすくまとめられていました。すでに読まれている方もいるかもしれません。

 まず毛髪の出来方から説明されています。この辺りの話しは薄毛の悩みにも関係しそうです。

 しかし話しは簡単。いわゆる毛が生えている一番根元の毛根、と言う部分で盛んに細胞分裂が行われ、その分裂により毛髪が長く伸び、それが表皮の隙間から押し出されたものが毛であると言えます。

 その際、細胞分裂部分では毛髪に色が付くことはなく、白いままなのですが、その途中の表皮に至るまでの過程で色が付くと言うことのようです。

 この色が付くという過程ではたらくのが色素細胞ということのようで、そこにはメラニン色素が含まれているということです。

 とすると単純に考えると、白髪の原因は、@ メラニン色素が足りない。A メラニン色素が毛根近くまで運ばれていない。B 毛髪がメラニン色素を吸収しない。という三点になるのかなと思えます。

 そう考えると、例えばストレスで白髪が増えた時は、メラニン色素の生産量が減った、または毛髪の色素吸収量が減ったと考えられ、その後ストレスがなくなると、生産量が回復し、再び髪に色が付くということは充分あり得ます。

 ではこのメラニン色素と言うのは、いつ、どこで、どのように作られているんだろう、とさらに調べてみましたが、ウィキペディアの記述はかなり専門的でカタカナのオンパレード。

 要するに黒褐色の色素で、生物の体内で合成されることは分かっていますが、その化学的な組成はひじょうに複雑で、どうやら通常の化学式では表記できないようです。

 またメラニン色素は皮膚ガンの防止にも役立っているようなので、白髪や薄毛の場合、頭皮の日焼けはあまり良くないように思えてきました。つまり帽子をかぶった方がよいと言うことです。

 ただしメラニン色素そのものは太陽光線にあたることによって、その合成が促されるようにも書かれていますので、皮膚ガンをきらって太陽に当たらないというのも良くないように思えます。

 つまり適度の戸外活動がメラニン色素を作り出し、それが頭皮に運ばれ髪が黒くなる、ということですね。だとすると、戸外活動をしていてもストレスで白髪になる人は、色素の運搬過程や吸収力に問題があると言えそうです。

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