そこら辺の草むらにもいるみたいです

マダニに噛まれて重症熱性血小板減少症候群(2013.2.20))

 マダニを媒介とする感染症で何人かの方が亡くなったというニュースが流れ、家庭菜園で雑草を相手にしている私は他人事ではないなと感じています。

 ニュースでは、噛まれたらつぶさないで、ピンセット等を使って頭から引き抜くという方法を推奨しているようです。どうやら噛んでいる最中に体をつぶしてしまうと、ダニが体内に保有していた病原体が、噛み口から人間の体内に入ると言うことのようです。

 対策としては、まず噛みつかれる以前の問題として、皮膚を露出させないとか虫除けスプレーの利用とかを推奨しているようですが、例えば顔なんかは除草作業中は剥き出しになっていますので、これは困ったなと思いました。

 しかしそもそもダニが噛んでいる、なんて言う状態を私自身経験したことがありません。ヤブ蚊に刺されることは多いのですが、これも刺されているときは結構気がつかず、後になって痒くなって気がつくことが結構あります。

 ましてやダニに噛まれて、「痛!」と思って、蚊と間違え、手で払いのければ、それだけでダニの体はつぶれてしまいそうです。どうしたらよいのか?

 先ずはこのマダニがどんな恰好をしていて、大きさはどのくらいなのかを基礎知識として知っておかないといけないなと思いました。

 そう思って振り返ってみると、昨年の夏私の散歩コースである河川敷に座って本を読んでいたとき、ふと気がついたら座っているコンクリートの上に小さな赤い虫がゾロゾロと動き回っているのを発見。

 中にはズボンの上に這い上ってくる奴もいて、びっくりして、さすがに手で払うのは気分が悪かったので、ティッシュで払い落としました。あのときのダニは体長が2mm弱、色は赤でした。

 ティッシュではらったあと、赤い色が付いたのが気持ち悪かったです。あれは何というダニだったのだろうと、ちょっと調べてみました。

 これはすぐ見つかりました。タカラダニという名前だそうです。刺したり噛んだりはしないそうで安心しました。

 一方話題になっているマダニはというと、ヤフーの画像情報でゾロゾロ出てきます。色は茶色。手足は8本。体長は画像を見る限り2〜4mmぐらい?結構大きいです。血を吸うとかなり膨らむみたいです。これはつぶしたくなります。

 ウィキペディアによれば、マダニと分類されている中でもたくさんのダニの種類があるようです。一度口器を差し込むと吸血が終わるまで1〜2週間程度体から離れないと言うことですから、これならたしかに医療機関に行く時間があるわけです。

 受診は皮膚科だそうで、場合によっては切開して除去するとなっていますから大変です。

 なお今回話題になっている重症熱性血小板減少症候群ですが、どうやら有効な薬剤がないようです。ということは、万が一噛まれてしまった場合は、自分自身の免疫力が一番頼りになります。

 ということは、昨日と同じ結論です。充分な睡眠、良質な栄養、適度な運動、ストレスの解消が大事。逆に個人的に思っていることですが、抗菌グッズを多量に使用すると、免疫力はかえって下がってしまうのではないかという不安を持っています。
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