「エコキュートで不眠」、低周波音の影響かも(2014.12.20)
我が家の低周波問題をいろいろ考察してたら、まったく偶然ですが、「エコキュートで不眠」という記事が新聞に掲載され、原因は低周波音かというサブタイトルもついていました。
記事を読んで分かったことですが、エコキュートで使われているヒートポンプから低周波音が発生するそうで、これによって不眠や頭痛が起きている可能性が高いということのようです。
記事によれば、これまでの出荷台数は約450万台ということで、かなり普及していることが伺えます。問題はこの機器のポンプがエアコンの室外機のように屋外に設置されているということで、この機械が動くとき低周波音が生じるみたいです。
さらに深刻なのは、こういった機械が夜間の安い電気を活用するため、稼働時間が夜間に偏る傾向が有り、ちょうど寝ているときそういった音が聞こえるということになります。
というわけで、消費者庁が健康被害を受けたという申し立てを調べているわけですが、どうやら因果関係が有りそうだという結論のようです。
しかしではどういう理屈で不眠、頭痛、めまい等を生じるのか、ということは不明です。現状は因果関係が有りそうだというところで終わっています。
我が家というか私が感じた低周波音ですうが、やはり大きな深夜営業の平屋建てスーパーの屋上に設置されている排気口からのもので、一晩中「ウォンウォンという周期的な音が聞こえてきます。
対策についてはすでにまとめていますのでここでは割愛しますが、対策をする前は、かなり音が気になって眠りが浅くなりました。
これも個人的な感覚で、「そんな音なんかまったく気にならない」という人もいるのではないでしょうか?我が家の自宅近くでも、線路脇や高速道路脇に家を建てている人もいて、それこそ一晩中列車や踏み切り、車の走行音が聞こえているはずですが、それh度大きな問題になっていないような気がします。
違いは何かということを考えてみると、上記の音は間欠的な音なのに対して、低周波音は聞こえ続けるという特徴がありそうです。
実際に気にすると、「あ、まだ聞こえている」という印象になり、ドアを閉めても、雨戸を閉めても、布団をかぶっても、部屋の中をあちこちウロウロしても、どこでも聞こえているようで、だんだん心理的な圧迫感が強くなるように思いました。
そういった心理状態の結果、眠りが浅くなり、不眠が生じ、その結果頭痛やめまいと言った症状も出るという、間接的な連鎖反応なのかなという気が今はしています。
つまり低周波音が物理的に脳にダメージを与え、それによって不眠が生じるという事ではなさそうだということです。
だからこそ証明が難しいのだと思うのですが、「あっまた聞こえている」という心理的な葛藤は敏感な人ほど大きいような気がします。
対策は難しいですが、近くに新しいヒートポンプや工場、排気口等が出きてから、何となく眠りが浅くなったという人は、一度時間的な記録をとって因果関係を調べてみるのも大事だと思います。