治療に手が回らない

2020.2.7

 今日のヤフーニュースに寄れば新型コロナウイルスによる中国の感染者数は31161名。昨日の感染者数28018名の1.11倍。昨日は1.15倍でしたから、この増加率は減少。

 明日は1.08倍ぐらいになることを願っていますが、そうなると33700名ぐらい。数字自体は日々大きくなっているのでやはり心配です。

 一方亡くなられた方は636名で、昨日が563名だったので増加率は1.13倍。昨日の増加率は1.15倍だったので、これまた少し減少。ただ亡くなられた方に比べて感染者数の増加率が減ってきたので、逆に死亡率が若干増加して2.04%ぐらい。

 1/18からの死亡率の推移をグラフ化すると、2/16あたりから常に2%ぐらいを維持しています。インフルエンザの60歳以上の高齢者の重症化率は、東京医科歯科大学の医師によれば重症化率は0.06%ぐらい。

 死亡率は0.02%ぐらいとされているようですから、それに比べると現時点では100倍の死亡率という事になりそう。

 とはいえ、中国武漢では患者数が多すぎて治療に手が回らないという事例も報告されているみたいですから、実際の感染者数はもっと大きいかのうせいもありそう。

 実際ネットの記事では、実際の感染者数は10万人を越えているという指摘もあり、そうなると相対的に重症化率や死亡率の数値も下がります。

 要するに中国のこれまで指摘されていた情報隠蔽体質というネガティブな印象が、逆に不安を上昇させている可能性もあります。

 しかしながらここ1週間程度の中国の感染者数の発表は、割と誠意ある数字だなとは感じています。しかし、だとすると、逆にインフルエンザよりも100倍恐ろしいという印象になり、高血圧や慢性気管支炎を併発しやすい私は心配でしょうがないです。

 というわけで、入院したものの軽快して退院したという人の情報が欲しいなと思っているのですが、そんな中ヤフーニュースで、実際にこの病気の治療を担当した医師の感想が述べられている記事を発見。

 記事の中で「健康な方が罹患しても重症化する可能性は高くない」と書かれているのは心強いです。ただし感染後に症状が続く期間は長いようなので、その間に他人に感染させてしまうリスクは高そう。

 中国の場合は、この他人に感染させてしまうリスクというのが、まだ良く分からない段階で、多数の人があちこち動き回った関係で感染者が急増。

 ところが事態を軽く見た当局が、おざなりの治療を行っていたため、あっという間に収容可能な患者数を上回ってしまい、感染が拡大。

 隔離も不十分で、医療スタッフや利用設備も十分揃っていなかったので、その弊害が2月になってどんどん現れたという事なのかなと思っています。

 とはいえ他国のことを批判的に見てもしょうがない。国内の感染者数もクルーズ船内の感染で激増したようですから、この対策がうまくいくかどうかで、今度は日本が感染源だという批判を海外から受けかねない事態だなと思っています。



増加率が減らない


新型コロナ


表紙に戻る