日本各地で感染者

2020.2.15

 昨晩から今日の朝にかけて、次から次へと新型コロナウイルスの感染者が北海道から沖縄までのあちこち見つかったようで、やはり水際で感染を食い止めることはできなかったのかもと、がっかりしています。

 思うに、やはり12月に中国で最初の患者さんが発見されたものの、1月下旬まで中国の方は自由に海外旅行に出かけていましたから、その間に日本に来た方も多いはず。

 その中で、数は少ないものの新型コロナウイルスに感染したけれど症状が出ていない人がいれば、当然各地でウイルスが拡散した可能性があります。

 ところがこのウイルスは、報道によれば潜伏期間が5日〜2週間と長いようです。しかも発症しても当初の1週間は通常の風邪やインフルエンザの症状と似ているとされています。

 また重症化するのは、既往症のある方や高齢者となっていますから、検査体制が確立していない2月初めに体調不良で医療機関を受診しても、病院側も新型コロナウイルスによる感染だとは思わず、ちょっとしつこい風邪もしくはインフルエンザと判断されていたのではという気がします。

 ましてや持病のある方が重症化し肺炎になって亡くなるというのは、通常のインフルエンザでも頻繁に起きているような気もします。

 ところが2月に入って中国の惨状が報告されるようになり、医療従事者も「もしかしたら新型コロナウイルスによる症状か?」という疑いを持って患者に接する機会がここのところ増えてきたのではないでしょうか。

 その結果新たに見つかる患者が増えてきたという事のようにも思えます。そうでないと、昨晩から今日にかけて見つかったらしいハワイへの渡航歴がある人の感染は、理解しがたいです。(空港での感染かなという気はしていますが)

 つまりすでに日本国内に新型コロナウイルスが入り込んでいて、これまでは既存のインフルエンザと区別がつかなかったという事になりそう。

 しかしだとすれば、既にインフルエンザだと思ってゆっくり静養して回復した人も多数いるはずで、感染しても重症化する人は少ないという記述にも、逆に少し納得してしまいます。(そうあって欲しいという願いもあります)

 さて今日の中国本土での感染者数は66292名。増加率は昨日の1.038倍。増加率はまた少し減少し、算出基準が変更される前の2/12の1.047倍よりさらに低下しました。

 明日は1.03倍程度と考えると、単純計算で68280人ぐらい。この数値を下回ることを願っています。一方亡くなられた方は1521名で、増加率は昨日の1.1倍。

 2/12は1.095倍だったので、ほぼ変わらず。つまりここ1〜2週間ではわずかずつですが減少傾向。ただし感染者数と死亡者数を比べた死亡率は2.294倍で、依然として2〜2.5%の間を維持してます。

 てなわけで、今日は基本休みですが、混雑する場所には近づかず、昨日同様うがい手洗い、適度な運動を励行しようと思っています。



暖かくなれば収束?


新型コロナ


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