日本の感染対策は個人任せ?

2020.2.24

 いよいよ新型コロナウイルスの感染が他人ごとではなくなってきた感じ。とはいえ国の初動体制の遅れを感じています。厚労省の加藤厚労大臣のメッセージもニュースで聞いていると、なんか今起きていることをニュースのように伝えるだけで、今後の対策についてのメッセージがあやふや

 奥歯にものが挟まったような、責任回避とも思えるような言動が目立つなと思っています。とはいえ、この方の専門は経済みたいなので、現在勉強中?なのかもしれません。

 しかし事態は一刻を争うところまで来ているのに、対策会議は連休後なんていう話を聞くと、「本当にそんなのんびりしてて大丈夫か?」と心配になります。

 すでにクルーズ船の乗客の中には、明らかに隔離後の感染が疑われる人が続出しているのに、隔離は十分だったと言い募っているのは、責任回避と言われてもしょうがない気がします。

 名古屋での感染事例は、スポーツジムでの感染だったようですが、何処のスポーツジムだったのか、国からは明らかにされていない気がします。

 しかしネットで調べるとこういった施設の名称は検索できます。プライバシーの問題がありますから国は公表を控えているのかもしれませんが、他人の命を脅かす可能性があるわけですから、プライバシー以前の問題ではという気もします。

 そんなことを考えながら今日の感染状況を確認。まず中国での感染者数ですが、昨日76936名だったのが今日は76943名と増加率が大幅減少。

 死亡者も世界全体で昨日2461名から2469名と、中国以外を含んでこの数字ですから、増加率は大幅減少。楽観的に見れば終息が見えてきたということになりそう。

 しかしながら中国以外を見ると感染者は増加中。日本に寄港中のクルーズ船は634名から691名に増加。韓国は556名から602名。イタリアが79名から155名とほぼ倍増。

 そして日本は135名から147名に増加。シンガポールは85から89名、香港は69から74名、イランが28から43名、タイとアメリカは35名で変化なし。

 台湾が26から28名。以下オーストラリアとマレーシアは22名で変化なし。増加率で目立つのは韓国、日本、イランあたり。こうなると日本人と韓国人は、世界各国から厳しい目を向けられそうです。

 一方回復者は23092名から23546名に増加。こういった数値をみると、中国の高圧的な隔離処置が徐々に効果を表してきたとも言えそうです。

 一方日本は、今後の対策がいまだに曖昧で個人任せになっていることが多いようで、経済のことを心配するあまり、事態を正視できない政治家が多いのではという不安を強く感じます。



世界中で感染者が増加


新型コロナ


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