マスクが足りない

2020.3.21

 毎朝起きると、今日の感染拡大状況はどうなんだろうか?と考えるのですが、こういった状態がすでに二か月以上続いています。しかし世界的に感染拡大は今も続いていて、世間では「コロナ疲れ」という語句も聞かれるようになりました。

 とはいえ、今のところ外出規制もなく、スーパーでの食料品も豊富に出回っていて、足りないのはマスクと消毒液、トイレットペーパーぐらいですから、日本は恵まれているように思います。

 世界各国で、生きるか死ぬかという最前線で毎日治療にあたっている医療スタッフに比べれば天国のような生活です。

 ネットには世界各国の医療従事者から「家にとどまって感染を広げないで」というメッセージが出ていましたが、確かにそうだろうなと思っています。

 とはいえ、日本は花見の季節。都内の花見に関するニュースを見ていると、人出も多い。感染拡大なんか別の国の出来事と思えるかのような人出で、「これじゃあまだまだ日本は感染が拡大するな」と感じました。

 海外から帰国して感染が確認という人も続出しているようで、言っては悪いと思いますが、この時期に観光で出かけていたのはあまりに無防備、お気軽、自分勝手に見えてしまいます。

 オリンピックについても、ともかく「完全実施」の一言が横行し、「やるっきゃない」というメッセージばかり。

 個人的には、「日本は全力でやろうとしたけど、世界各国の都合や外部からの要請があるので今回は延期にしたい」という流れに持っていくつもりなのではと疑っています。

 そもそも日本や一部の国が「やるぞ!」と頑張っても、肝心の選手が集まらないという事態も起きそう。ということで、「日本としては、やる気だったので各方面からの要請によってやむなく延期」という事にして体面を保とうと考えているのではと思っています。

 ちなみに今日の日本の感染者数はJohns Hopkins大学が発表した数値によれば963名となっていますが、NHKのニュースでは1000人を越して1016名となっています。

 数値の違いは情報の時間的ずれによって生じていると思われますが、963名なら感染者の増加率が若干減少、1016名なら、増加の勢いは全く衰えていない上に、場合によってはさらに拡大ということになりそう。

 ここ数日、結構微妙な段階にきているなとグラフを見ながら考えています。

 とはいえたとえ963名という低い方の数値で考えても、前日の924名の数値の1.04倍で、この数字はかなり大きいと言わざるを得ません。

 一方全世界の感染者数は27万人を越えて、前日からの増加率は1.119倍ですから、それよりは良いと言えますが、これは一部の国の感染者が急増している影響です。

 増えたのはイタリアが5986人増の47021人、スペインが2447人増の20410名、ドイツが4528名増の19848名、イランが少し落ち着いて1237名増えて19644名、アメリカは激増。4883名増えて18563名。フランスが1746名増えて12632名。

 ちなみに世界全体で回復した人の数は84962名から87403名に増加。昨日からの増加率は1.029倍で少し大きくなっていますが、全感染者数に占める割合は32.2%で、3/9の56.3%以降ひたすら下降しています。

 要するに全世界で感染拡大の勢いが大きくなっているという事だと解釈しています。



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