世界一の感染大国

2020.3.27

 10時半ごろ、いつものようにJohns Hpkins大学の新型コロナウイルスに関する数値のページにアクセスしたのですが、アクセス数が増えているのか、一時的に閲覧不可状態になっていました。

 11時過ぎに復旧したようなので、その数値を確認しましたが、全世界の感染者数は昨日より64114名増えて531708名となり、遂に50万名を越えました。
 
 増加率も前日の1.119倍から1.137倍に増加。大変なことになってきました。と私は思っているのですが、テレビのニュースを見ていると、ワイドショーでセンセーショナルに取り上げられているものの、どこか他人ごと?
 
 自分にも感染確率があって、場合によっては重症化すると考えている人の割合はまだ少ないような気がします。まあ誰しもそうですが、自分の近くにいる人が感染して重症化したという話を聞かないと、なかなか自分の問題として捉えにくいとは思います。

 要するに経験して初めてわかるという事ですが、今回の病気は「経験したら20%は重症化する」と言われていますから、体力のない持病持ちの私は戦々恐々です。

 そういった視点で世界の感染者数の推移を見ると、ともかくアメリカの感染者数増加が激しすぎます。今日は昨日より19373名増えて85505名。

 遂に中国の81782名を抜いて、世界第一位の感染大国になってしまいました。アメリカの感染者数の推移のグラフを見ると、この1週間で急拡大していることが良く分かります。

 この勢いだと明日は10万名を越えると思われます。全世界の感染者数は上に書いたように531708名ですから、15%はアメリカで発症しているという事になります。

 日本は昨日の1307名から80名増えて1387名。その推移をグラフで見ると、3月初めからほぼ直線的に増えているばかりか、ここ数日その傾きが少し上向き始めたようにも思われます。

 そういった傾向を敏感に察知した専門家の助言により、東京都から、この週末の外出自粛要請が出されたのだと理解していますが、あくまで要請なので、どの程度出かける人がいるのかは予測できません。

 しかし出かける人が多ければ、感染確率も上昇し、潜伏期間を1週間程度と考えると、4月の上旬にさらに感染者が激増するという事態も考えられそうです。

 そこへもってきて、すでに減っているとは思いますが、小中高の臨時休校や春休みを利用して海外に出かけ、そこでウイルスに感染して帰国する人が今後新たに出てきそうです。

 さて今後どうなるか?アメリカのようにはなって欲しくないなと強く願っていますが、一人の意識だけではどうにもならないもどかしさを感じます。



外出自粛要請が出ましたが


新型コロナ


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