2020.4.5
Johns Hopkins大学の数値によれば、アメリカの感染者数は、昨日の275586名から32947名増えて、遂に308533名となり、30万名を突破。
この冬は、アメリカ本土で早くからインフルエンザが流行し、その患者数は2600万名以上、亡くなられた方は14000名を越したというニュースがありました。
この数字で死亡率を計算すると0.00054という数値になり、死亡率は0.054%という事になりそう。
一方今回の新コロナウイルスの場合、全米で亡くなられた方は8000名ぐらいいるみたいですから、その死亡率は約0.0267となり、現時点での死亡率は2.67%。
つまり通常のインフルエンザより50倍ぐらい死亡率が高いという事になりそうです。しかも現時点で2/22からの感染者数推移のグラフを見ると、増加の勢いが減少する様子が全く見られません。
ちなみに今日の各国の感染者数を見ていて驚いたのがフランス。昨日は65202名だったのが、いきなり25000名ぐらい増えて、今日は90844名となっています。
しかし世界の感染者数の推移を見ていると、短期間で急増する国と、じわじわと増加する国の2極化が良く分かります。ではなぜそんな違いが出るのか?私なりに考えたのは
・ 医療体制充実度
・ 国民性や手洗い等の生活習慣、気質
・ 気候、気圧、湿度、風
・ 肉食系の狩猟民族、草食系の農耕民族
・ もとから持っている民族の遺伝子
・ 人口、人口密集度、宗教
・ 政治のリーダーシップ
といった感じですが、どれも今一つ。結局一番影響が大きそうだなと思うのが対処の早さと手洗い等、清潔度への意識。ということは、今後も感染を避けるためにできることは、不要不急の外出を避け、三つの密を避ける以外にない。
というわけで、東京および近県では、この週末も外出自粛の要請が出ていますが、それでも減ったとはいえ市街に出かける人はいるみたい。
仕事ならやむを得ないという気もしますが、まだまだ本気で現状を憂えている人は少ないんだなと感じます。だとすれば、やはり緊急事態宣言を出して、他国のように勝手に出歩いている人に罰則を科すとか拘束という強硬手段をしないと駄目なのかもしれません。
とはいえ、昨日は私もすぐ近くの市民農園に出かけて除草作業等をしていましたから、どこまでが不要不急なのか、判断が難しいなと感じています。
しかも宣言を出せば、すべての経済活動が激しく打撃を受けますから、安倍総理はその打撃の程度と、感染拡大によって失われる人命を計りにかけているのではという気がしてきました。