寒い国で感染者が多い

2020.5.21

 4月の訪日観光客が99.9%減だった、という残念そうに聞こえるニュースが散見されますが、そもそも日本は多数の国からの入国を制限しているはず。

 また世界中で感染が拡大している現在、訪日観光客が減ったと騒ぐことに違和感があります。本来なら感染拡大防止のために入国規制を行っているわけですから、訪日観光客は出来れば0名が望ましいはず。

 逆にこんな時にも2900名の観光客が来たことにちょっと驚いています。報道機関もニュースを伝える文章の表現には神経を使っているのだとは思いますが、いかにも残念そうに報道するのもどうなのかなと思えます。

 今日厚労省から発表されている日本の新型コロナウイルスの累積関係者数は16385名。昨日より31名の増加となっていますが、昨日は私の記録では16365名でしたので20名の増加です。

 発表される時間帯によって数字が少し変わるのだと思います。いつも参考にしているJohnsHopkins大学の今日の数値は16367名で、まだ更新されていないように見えます。

 1/25からの前日からの増加人数のグラフはこちら。終息傾向がはっきりしてきました。ただ先日も書いたようにゴールデンウイーク中に感染が広がっていると、その影響がそろそろ現れそうです。

日本の新規感染者数

 というわけで、経済活動再開を焦っているように見える国は、本日大阪、京都、兵庫の緊急事態宣言を解除するみたい。専門家の方たちが「ぎりぎり大丈夫」と判断したわけですから、それを信頼するしかないのですが、やはり小心者の私はちょっと心配です。 

 ただ私が住んでいる埼玉県は東京、神奈川と足並みを揃えることになったようで、埼玉単独なら解除基準を満たしているようですが、残念ながら解除は延期。

 一方朝のNHKのニュースでもやっていましたが、世界の1日の感染者増加数が今日はついに10万名を突破。累計は4995127名。明日には500万名を突破しそう。

 ものすごい数です。増加率もだいたい前日の1.02倍を維持していますからが、5月の終わりには600万名に達しそう。最近は世界各国で、取り組みがうまくいっている国と、感染拡大が継続している国がはっきり分かれてきました。

 終息に向かっている国は感染者数の多い順にスペイン、イタリア、フランス、ドイツ、中国、ベルギー、オランダ、スイス、アイルランド、イスラエル、日本、オーストリア、韓国、セルビア、チェコ、ノルウェイ、オーストラリア、ルクセンブルグ、タイあたり。

 こういった国の場所を時々手持ちの世界地図で確かめているのですが、改めて気がついことが一つ。ヨーロッパの国は想像以上に緯度の高い国が多く、日本より寒いという事。

 昔高校で勉強したと記憶している、世界の気象の知識で、地中海沿岸は暖かいというイメージが強かったのですが、実際にはそれほどでもなさそう。

 ローマの緯度が北緯42度ぐらいで、なんと函館と同じぐらい。ここを基準に見ると、ヨーロッパのほとんどの国は日本よりかなり寒いという事になりそう。

 というわけで、寒い地方で感染が拡大しやすいという印象を強く受けるようになりました。



解除後はどうなる?


新型コロナ


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