これからが本番?

2020.6.6

 今日の今現在の日本の新型コロナウイルス感染者数は 17064人で昨日より46名増加。5/14に34県の制限が解除されてから3週間が経過。

 感染者数の増加が減ったなと感じたのが4/27頃で、この日は210名の増。それより以前の10日間ぐらいは、連日400〜500名ぐらいの増加でした。

 4/17から今日までの新規感染者数のグラフは以下の通り。横軸は4/17からの経過日数で5/14は28日目。グラフを見ると18日目の5/4を最後に減少が始まり、28日目に至っています。

日本の新規感染者数

 これを見て「これならなんとか行けそうだ」と判断した人が多かったのか、それともこの辺りで解除しないと日本経済が持たないと判断したのか、解除という事になったようです。

 その後39日目の5/25までは減少傾向が継続。「よし大丈夫だ」と判断したのか、この日に全国的に解除。ところが解除直後の5/27に北九州市、さらに翌日5/28に東京で集団感染が発生。

 その後今日にいたるまで全国各地でポツリポツリと感染者が現れ、連日50名ぐらいの増加が続いています。幸いに回復されている方も増えているので、全体として療養中の方は減少しています。

 しかし、やはり解除が少し早かったため、新規感染者数がなかなか10名以下にならないなという印象を持っています。

 とはいえ感染拡大で職を失い生活が行き詰まっている人も多いみたいですから、やはり当初の予想通り、感染拡大抑止と経済復活の両立の難しさを感じています。

 これはお隣韓国でも同様。韓国は日本よりも早く終息傾向に転じましたが、日本と同じように4/27からの新規感染者数のグラフを見ると、やはり2次感染が起きている兆候が見えます。

韓国の新規感染者数

 何を言いたいのかと言えば、完全な終息を迎えるのはかなり難しい印象だという事です。国側も言うようになっていますが、一人一人が、これから数年間?ワクチン等が開発されるまでは、感染しない、感染させないという意識を持ち続ける必要がありそうだという事です。

 しかし私もそうですが、最近は暑くなってきたので、ともすればマスク装着を忘れて出かけてしまうこともあります。

 幸いに私が住んでいる埼玉県では感染者数の増加は連日5名以内なので多少安心していますが、都内への通勤も徐々に復活し、朝夕に登下校する児童生徒の姿も見かけるようになりましたから、感染拡大の条件は自粛時よりはるかに高くなったと思っています。

 逆に言えば、これからが新型コロナとの闘いの本番?つまり通常の生活を送りながら、一人一人が意識して感染の拡大や防止に努める必要がありそうということです。



マスクの効果


新型コロナ


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