高齢者の命は軽い?

2020.7.11

 今日の埼玉は朝方一時的に雨が止んでいました。その間隙を縫ってちょっとだけ河川敷ウォーキング。ついでに川の水量も確認。いつもよりかなり増水していましたが、氾濫までには至らない感じ。

 帰宅して朝食を食べていたら雨。西日本ではまたしても豪雨となっている場所もあるようで、梅雨明け前は西日本で雨量が増えることは分かっていますが、最近はその雨量が半端なじゃない。

 という事は今後毎年毎年この時期は豪雨災害の心配しないといけないという事になりそうです。天気図を見ると、日本の南東にある高気圧の勢力が日々増している感じで前線を押し上げています。
 
 いつもはこの時期に南太平洋で台風が発生し、その台風が日本の東方をかすめることによって、梅雨明けとなることが多いのですが、今年は台風の発生情報もナシ。

 太平洋の水温は高くなっていると思われるので、台風が発生しないのも逆に不思議です。とはいえ天気図を見る限り梅雨明けが近づいていることは間違いない。

 7月下旬に4連休がありますが、その頃には梅雨明けになっているかも。となると当然この4連休は一気に行楽地へという事になりそうですが、現状はかなり心配。

 今日発表された日本の新型コロナ累積感染者数は21193名で、昨日が20761名だったので432名の増加。テレビのニュースでも騒いでいますが、400名を越していたのは4月の下旬以降初めて。

 ただ当時と違うのは感染者に若者が多いらしいこと。ベッド数に余裕があるらしいこと。PCR検査数が増えていることです。つまり無症状や軽症者が多いと言えそう。

 そのためか、国は「医療現場はまだ余裕があるから、経済再開を促したい」と考えている様子。ただこの病気が厄介なのは、「今」ではなく、2〜3週間後の状態を予想して対策を立てる必要があるという事です。

 その意味では、国や東京および周辺自治体の動きは、現状を心配している知事が多いものの、国が強気の姿勢を崩さないので、ちょっと後手に回っている印象です。
 
 感染拡大を知らせる新聞を読みながら、私が感じたことは以下の点。

・ 現状は経済再開を急いでいる国が率先して、感染拡大を後押ししている印象。
・ 規制緩和時に提案された再規制に関する考え方がなし崩し的に無視されつつある。
・ 若者に感染者が多い(無症状や軽症者が多い)から問題ないと考えるという事は、多数の高齢者が感染し、亡くなる事態が生じないと規制はしないという事?
・ という事は、経済再開に向けてある程度亡くなる人が出てもしょうがないと考えている?
・ 日本の経済を維持するためには、やたら多くて生産活動に貢献しない高齢者は必要ない?

 後半部分は、政府関係者が公に口にすることは出来ない言葉だと思いますが、経済再開と高齢者の命のどちらを取るかという選択を迫られているようにも感じられます。



国の腰が重い


新型コロナ


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