キャンペーン続行に執着

2020.8.7

 埼玉は昨日同様の猛暑。というかもしかすると昨日より暑い?昨日は午前中母親を月1回通っている診療所まで送迎。私は駐車場で車の窓を開けて待機しましたが、車内でそのまま熱中症になりそうでした。

 幸いにこういった診療所の患者さんは減っているようで、待機時間は30分程で終了。しかし往復の時間も含めると1.5時間ぐらいを消費。また午後は私の趣味の一つであるフルートのレッスンを受けに先生宅へ。

 これでまた2時間ほどが消費され、結局このブログの更新をする気が起きませんでした。 今日は今日で、私自身の血圧関連の薬をもらうため、母親とは違う診療所へ。

 この診療所も一時期空いていたのですが、今日は混雑気味。診療所で感染したら嫌だなと思いながら注意深く待合室で待っていましたが、遠くで咳をする声が聞こえたり、突然近くにボ〜っと立ち尽くすマスクなしの高齢者がいたり、やはりクラスターが発生しやすい環境であることは間違いなさそう。

 帰宅後すぐにマスクをゴミ箱に入れ、入念に手洗い。さらにうがい。先ごろ大阪の知事が、「ヨード関連のうがい薬に、唾液中のウイルスを減らす効果があるかもしれない」と発言したため、俄かにドラッグストアでこの関連製品が売り切れになったみたい。

 翌日ちょっと慌て気味に、ウイルスを減らすのであって、予防効果は認められていないという火消しの発言もあったようですが、母親の薬を調剤してもらったドラッグストアの店頭には、一時期のマスク同様、うがい薬は入荷していませんという張り紙が掲示されていました。

 てなわけで、うがいは唾液中のウイルスを減らす効果がありそうですが、それは別にうがい薬に限ったことではなく、通常の水うがいでも、当然効果があるのではと思います。
 
 つまりウイルスを水に溶かして吐き出だすということになるわけです。そう思っていつもより入念にうがいを行い、一段落。
 
 しかし大阪府知事の発言でうがい薬がドラッグストアから消えてしまうという現象は、多くの人が感染予防に関心を持っているという証拠になりそう。
 
 まあ誰しもいまだ得体のしれない、しかも治療薬も開発されていない感染症には感染したくないはず。さらに高齢者は重症化しやすいとか、軽症だった若者であっても、治療後不愉快な後遺症が続く場合があるということが分かってきましたので、私も含めていささか神経過敏になっているかも。

 とはいえ、そういった庶民の気持ちとは裏腹に、昨日久しぶりに短時間行われた安倍総理の会見でも、「死亡者や重症者が抑制されているので帰省の自粛は求めない」ということのようです。

 裏を返せば、死亡者や重症者が増加に転じれば何らかの規制を考えざるを得ないということのようですが、すでにいくつかの自治体では規制に踏み切っています。

 つまりいくつかの自治体では医療崩壊が目前に迫りつつあるということで、それでも国は更に死亡者や重症者が出ないと、トラベルキャンペーンを実行していくということのようです。

 まあ国全体の経済状態を考えると、背に腹は代えられない苦肉の策ということになるのかもしれませんが、その結果、感染して重症化もしくは亡くなるという事態に直面する庶民はどう感じるのか。
 
 結局国としては、経済のために何人かの犠牲が出るのはやむを得ないと言っているのに等しいなと感じます。ただし新型コロナ以外でも、がんや通常のインフルエンザでも一定程度重症化し亡くなる人もいるはずなので、単に国が無策だと叫んでもしょうがないような気もします。
 
 そう考えると、現状では個人個人が感染確率を減らす対策をするしかなさそうです。



不安ばかり煽る報道


新型コロナ(2)


表紙に戻る