リバウンド傾向

2021.6.30

 久しぶりにコロナの話題を書きます。今日発表されている日本の新型コロナ新規感染者数は1382名。一時期は7000名を越していましたから、かなり減ったなという印象はあります。

 そういった状態を見越してか、各種規制が解除の方向に向かっているせいか、土日の人出はかなり多かったみたい。規制ばかりじゃ息がつまるということなのかもしれません。

 しかしリンク先ページに掲載されている新規感染者数のグラフを見ると、6/21に868名という最低記録を記録後、1週間後の6/28は1002名と再び1000名を越えました。

 今回の感染拡大が始まったのは3月下旬ですが、その頃の最低値は3/8の600名。そして翌週3/15の695名で1.16倍、3/22の817名で1.36倍となり、そこから急拡大。

 この倍率をそのまま当てはめると、今回の868名の1.16倍が1007名で、6/28の感染者数とほぼ同じ。さらに翌週の7月上旬には、1.36倍と考えると7/5か7/6には1180名となりそう。

 まあ今回の感染拡大が前回とほぼ同じ経過を辿ると仮定した場合の数値ですから、ワクチン接種が進んでいる今回は感染者数も多少抑制されるという気もするのですが、現状は前回のグラフと似た増え方になっています。

 しかもこのグラフは、ほぼ2週間前に感染した人の数を表しているわけですから、リバウンドがすでに始まっていると仮定すると、今日感染してしまった人はもっと多いはず。

 それを考えると、ワクチン接種も終わっていない私は都会に行く気がしません。ちなみに昨日はヤフーニュースで気象予報士の依田さんという方がデルタ株に感染という記事が出ていました。

 ただこの方は感染症対策にかなり力を入れていたようで、記述によれば感染するはずがないと思われます。しかし感染してしまったということですから、感染経路は空気感染か、どこかウイルスが付着した場所をうっかり触ってしまったということなのだと思います。

 また同じくヤフーニュースで、「すれ違っただけで感染するインド型変異株」という記事も出ていて、これが本当なら、個人的努力では感染防止はほぼ不可能であるように感じました。

 一方でそういったことが分かってきたのに、国はオリンピック実施にこだわっているようですから、「こりゃ間違いなく感染者が激増するな」という印象を持ってしまいます。



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