オミクロン株の特徴

2022.1.22

 毎日のように記録が更新され続けているオミクロン株の感染者数。昨日は全国で49854名の新規感染者数が記録され、あちこちの都道府県でまん延防止策の適用が行われました。

 実際感染者数のグラフを見ると、今後も激しく増加するようにも見え、数字だけに注目すると只事ではすまないなとも感じます。ただ一方で、亡くなられる方や重症者数は少ないという報道もあります。

 また若い人や学童の感染者が増えているという報道もあり、マスコミはこれが高齢者に拡大すると大変なことになると騒ぎ立てています。

 しかしどういうわけか今のところ多数の高齢者が感染して重症化しているという報道はほとんどありません。感染者の方の年齢分布を見ても、明らかに高齢者が少ない。

 これをどう見るのか?感染者数増の報道を見て、高齢者がいち早く行動自粛に踏み切っていると考えるのはたやすいことですが、実際日常的にスーパー等で買い物をしていても、大勢の高齢者がウロウロしているわけで、何故高齢者が少ないのかという理由が不明。

 若い人に感染者が多いという現象は、逆に言えば高齢者に感染者が少ないということにもなり、そもそも感染しても高齢者は症状が出にくいのではないかとも考えられます。

 ではなぜ出にくいのかと考えると、個人的に思うことですが、若い人は体の成長のために体内の細胞分裂活動が活発に行われ、それに乗じてウイルスの増殖量も多いのではという気もします。

 このウイルスは潜伏期間が2日程度という研究結果も出ていますが、その二日間で活発に分裂が繰り返されると考えると、そのウイルスの総量は高齢者よりも若い人が多いという風にも考えられます。

 ただ運悪く?ウイルスが激しく増加したり、気管支から肺に移動して重症化するという例も当然あるはずで、その場合は重症化した高齢者ということになるのかも。

 てなことを考えながら感染者数の推移を見ているのですが、今回の感染拡大が12月下旬に始まったと考えると、ウイルス増殖の周期性を考えると、そろそろピークに達するのではという気もします。

 そんな中、私の市でも3回目のワクチン接種の予約が始まりました。私も予約をしようと思ったのですが、2回目の接種時期が昨年の8月だったため、接種券そのものが送られてきていないので、予約が出来ませんでした。

 現状の接種予定では、私の接種は3月になりそうで、その頃には感染拡大が収まりつつあるのではという気もします。つまり3回目の接種を行うかどうかの判断を先延ばしできるということです。

 イスラエルでは4回目の接種をした人でも再感染する例が認められたということのようですから、何でもかんでもワクチンさえ打てばと考えるのもどうかなと思っています。



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