アトピーは病気ではないのでは

アトピーを軽減する方法と自覚(2011.9.5)

 結局アトピーの原因は良く分かりません。原因が分からないので薬を頼り、症状が重い場合はステロイド等の対処療法となります。しかしあくまで対処療法なので再発します。これの繰り返しです。

 その連鎖を断ち切るためには、自分のアトピーがどのような場合に発症しているか、自分自身で分析するしかありません。もちろん病院で血液検査をすれば、自分のアレルゲンは分かります。

 私の場合は、かなり昔検査をやったのであまり覚えていないのですが、ハウスダストやエビ・カニで反応があったように記憶しています。卵や牛乳では出ていません。

 しかし実際には普通に生活していて、掃除をきちんとやって、エビやカニを食べなくても、何回も書いているように汗をかけばアトピー症状があらわれますので、アレルゲンの検査結果だけを信じてもアトピーは治らないようです。

 ただし年末の大掃除などでハウスダストが舞い上がれば、間違いなく喘息症状が出ますし、エビを食べ過ぎれば痒くなります。ですから検査を否定するつもりはありません。

 ではいったい主たる原因は何だろうか?ということになり、自分の経験に照らし合わせて外部からは排気ガス、自分自身のが怪しいと思え、内部からは水、食べ物、そして自分自身のストレスが関係しているのではと考えています。

 実際にはこれらが複合的に混在し、さらに自分自身の成長過程によってホルモンバランス自律神経系、免疫系が変化しますので、結局個々人の症状や原因は様々だという結論になってしまいます。

 しかしそれならそのことを逆手にとって、自分だけは治る方法を探せばいいわけです。医者の言うことは一般論と考えて、自分自身で原因を追及し対処するという考えです。私はそうやってこれまで実践してきたつもりです。

 具体的方法は、ごくごく当たり前の方法で、誰もが思いつきます。ただし、時間が必要です。1日や1週間1ヶ月では軽減しません。1年とか5年という周期で考える必要があるように思います。

 
アトピーは病気ではないと思っています(2011.9.6)

 アトピーという病気の考え方ですが、先ず私はアトピーは病気ではないのではないかという疑いを持っています。つまり免疫系や皮膚感覚が他の人よりも鋭敏なだけだと考えるわけです。

 これは100人の人間がいれば、100人の個性があるように、ある人は運動能力が優れている、ある人は計算が速い、ある人は色彩感覚が豊かだ、ある人は味覚が鋭敏だ、とそれぞれ持ち味があるわけで、アトピーもその一種ではないかという感覚です。

 そう思っている根拠というか信念というものをうまく説明できればいいのですが、なかなかうまく説明できません。

 ただアトピーが一種の文明病であるという定義から考えて、要するに自然と一体となって生活していた人間が、自然以外の合成物を作り、それを利用し始めたころからアトピーやアレルギーが始まったと考えて良さそうです。

 つまり我々を取り巻いていた自然環境がいつのまにか人工物の環境に置き換わってきたということです。そうなったとき、自然との共存を望んでいる体は、その人工物に拒否反応を示すのではないかと考えています。

 先祖代々からの自然に親しんだ生活様式から、文明的?な生活様式に取り囲まれた体がそれを拒否し、自然に戻りたいと警告しているのではと感じています。

 ところがこの警告を鋭敏に感じる人と、ほとんど感じない人がいて、前者はアトピー、後者は健康な人と分類されているのが実情ではないかと思っています。

 私から言わせれば、そのような人工物に囲まれ、精神的にも物理的にも、化学的にも異常な状態に置かれた体が、なんらかの反応を示すことはむしろ当たり前で、それを感じない方が異常ではないかと思うことがあります。

 どれだけ排気ガスを吸っても喘息症状の出ない人は、排気ガスの危険性を感知できませんが、喘息症状を示す人は苦しいのでそこから逃れようとします。生物として当然の反応だと思います。

 その結果は将来へのリスクにつながります。排気ガスを吸って何も感じない人は、若いときはそれでも良いと思いますが、高齢になって肺の異常につながる可能性が大きいと思います。

 要するに皮膚反応が鋭敏であることは辛いものですが、それだけ自分を取り巻く環境が悪化しているというバロメーターではないかというのが私のアトピーへの考え方であって、それはむしろ体の健全な反応であると私は思っています。



アトピーの軽快過程


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