ニッケルによる金属アレルギー

銀白色の金属にはニッケルが含まれていることが多いようです(2013.8.18)

 昨日はちょっと気が緩んだのか、こまめに水を飲むのを忘れ(コーヒーを飲んだので安心していましたが、コーヒーは利尿作用があるので、ますます水分不足になりますね)、夕方熱中症と思われる軽い眩暈の症状が出てきてびっくり。

 血圧をチェックしたら130/80ぐらいで特に私としては問題なし。他に原因をいろいろ考えている内に、コーヒーを飲んでその後ウォーキングをしたので、水分不足に陥っていることに気がつきました。

 慌てて、いつもビールを飲んでいるマグカップに、なみなみと水を入れて3杯。およそ1Lの水を飲んで、さらに夕食をさっぱりした水っぽいものにものに変え、アルコールも控えたら食後は症状が改善。

 なるほど、これが高齢者が陥る熱中症や夏バテの原因なんだと言うことがよく分かりました。知らず知らずのうちに水不足になるから、こまめに水分補給をとらなければいけないというのは、文字にすれば簡単ですが、実際に日々実行するのは難しいですね。

 毎日朝1〜2Lの水をペットボトルに入れて、その日の内に飲むというような習慣をつけないと駄目だなと思うようになりました。高齢者の場合は、こういった習慣を家族が見守っていくようにしないといけないようです。

 さて昨日の金属アレルギーの中の、とくに腕時計の金属についての記述が気になりましたので、もう少し調べてみました。具体的には腕時計の金属バンドにはどのような成分が含まれていて、どんな反応が起きているのかと言うことです。

 ネットで検索してみると「高知県立消費生活センター」という機関が、「商品テスト報告」という文書をネット上に公表していました。

 内容は時計のバンドに含まれているニッケルという金属が汗によって溶け出すかどうかを調べるものですが、抽出した腕時計の金属バンド6種類すべてにニッケルが含まれ、汗によってニッケルが溶け出すことがあると結論が出ています。

 ニッケルというのは元々は銀白色の金属ですが、汗に含まれる塩素とよく反応し、塩化ニッケル(NiCl)となります。

 また金色の金メッキバンドであっても、内部のステンレス等の金属に金メッキをする際、ニッケルを使うことがあるようです。つまり金色のバンドであっても、ニッケルが溶け出す可能性があると言うことです。

  というわけで、どうも私の左腕のアトピーは、この腕時計のバンドの影響によるところが大きいように思いますが、夏場に悪化することを考えると、やはり汗との相関関係は高いように思います。

 そう思って、ではそれ以外にニッケルを使った金属にはどんなものがあるのかを調べてみると、これが想像以上に多いです。我々を取り巻く金属製品のほとんどにニッケルは含まれていると言っても過言ではなさそうです。

 具体的は、銀白色の金属のほとんど(例えばスプーンやフォーク等の食器)、台所のキッチンに使われているステンレスに含まれています。

 さらに気になるのは、50円玉や100円玉と言った、日常的に使っている硬貨にもニッケルが含まれていることです。ということは、暑いときに汗をかいた手で、硬貨は触らない方がよいと言うことになりそうです。(ただし硬貨は一瞬、腕時計の金属バンドは常時という大きな違いがあります)

 従ってアクセサリーの類で銀白色で純銀ではないものの場合、汗によってアトピー症状が出る可能性がありますので、夏場ははずしたほうがよいと言うことになりそうです。



ハワイでアトピー改善


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