2018.1.8
今回のアトピー症状の原因ですが、絶対にこれだというものはありません。20年ぐらい前にアトピーが最盛期だったころ、三度の食事内容と、その後の痒みの感じ方を一覧表にまとめて追跡調査をしたことがあります。
この時何となくですが原因は食品中の化学物質や糖分にありそうだということが分かりました。具体的に言えば、砂糖、増粘多糖類といったものです。
その他具体的な食品名では、こんにゃく、たけのこ、日本酒、生ビールなど。特に生ビールについては、企業名によって製法や成分が違うのか、アトピーが悪化するというか、飲んだだけでむずむずしてくるというメーカーがありました。
というわけで、何やら怪しいなと思った食品を極力避けるような食事にしたところ、本当に徐々にではありますが症状が治まっていき、いつしか痒みや傷、皮膚の発赤といった症状はなくなりました。
ただしその治癒過程は非常に緩慢としたもので、その間にどうしてもこらえきれなくなり生ビールを飲んで症状がぶりかえすということも何回か経験しています。
結局見かけ上全快するまで数年かかったような気がします。ただしその後は時折なんかの拍子に痒みをかんじることがありましたが、大量かつ継続的に同じものを食べなければ悪化することもなく、一時的な痒みで済むようになりました。
というわけで、やはりアトピーは症状が出たら原因物質を早期に発見し、そういった物質を避けるに限るということを自らの体で納得。
そして昨日の記事につながるわけですが、昨年の夏にクモ膜下出血を発症して以来、原因は動脈硬化や血圧の変動にあるということが分かってきたので、食事にも気を付け、朝晩の20分程度のストレッチ、外が温かいときはウォーキングというのを続けた結果、このところ降圧剤を服用しているものの血圧は安定。
ということで、いつしか健康に対する気のゆるみがあったようです。実はクモ膜下出血以来、アルコールもすべてやめてしまい、それも血圧降下に役立っているのではと思っているのですが、その反動からか時々甘いものを食べるようになりました。
具体的にはチョコレートや饅頭の類で、その上アルコールの代わりに飲み始めたコーヒーや紅茶に甘みが欲しくなり、ついつい砂糖の摂取量が増えていったようです。
砂糖は白砂糖ではなく、体に良いと思われるキビ砂糖を使っているので、ここにも油断があったようです。というわけで、この春から夏にかけ、徐々に糖分摂取量が知らない間に増加。
それがたまりにたまって、ある時堰を切ったように症状が現れるということになったように感じました。今回のアトピー症状の原因で思いついたことはこれだけです。
従って、「なるほどそうか」と思った日から、基本的に甘いものは控えるようになりました。すると当初入浴中に血液循環が良くなって感じる痒みも徐々に減ってきて、最近は入浴中に掻きむしるということもなくなりました。
しかしその後症状は一進一退。たぶん体内にたまった悪い成分の大部分を体が体外に押し出す作用があるのではと思っているのですが、ある程度出るまでは症状が続くということですね。
結局9月10月は症状悪化に悩み、11月ぐらいに上記のことに気が付いて糖分摂取を控えたところ、12月から痒みは大幅に減少。ただしそこからが長いですね。
年が明けて今もお風呂に入るとつい手が足の甲に伸びてしまいます。しかしまあ峠は越したようなので、ここから先は粘り強くというか、ともかく糖分摂取を控えることを我慢強く続けるしかないと思っています。