食品は原産国の確認が必要

香港で深刻な粉ミルク不足(2013.2.10)

 今日の新聞の片隅ですが、「香港 粉ミルク不足深刻」という記事が出ていて、「あれ?すでにこの事件は終わったのではないか」と思い記事を読んでみました。ひじょうに短い小さな記事です。

 記事に寄れば、香港で販売されている粉ミルクは安全性が高いとのことで、中国人の業者がそれらを買い漁り本国で販売しているというものです。

 この発端となっているのは2008年に中国で起きた「メラミン混入事件」ですが、中国本土で製造された粉ミルクの中に化学物質である「メラミン」が混入し、それを飲んだ乳児が腎臓結石になるというケースが相次いだそうです。

 この時、日本でもこのメラミンを含んだ様々な乳製品が輸入されていて、いろいろな食品が回収されました。その後日本では問題になっていないと記憶していますので、中国本土でもこの問題は解決したのかと思っていました。

 しかし2013年の今日の新聞で再び、香港で買い占めが起きているという報道があったわけですから、中国本土では相変わらずこの乳製品に対する不信が大きいとしか思えず、場合によってはあまり混入問題は解決されていないのではないかとすら思われます。

 ということは、今はほとんど問題になっていませんが、中国から輸入されている乳製品には相変わらず規制に引っ掛からない程度のメラミンが混入している可能性もあり、だとすると乳幼児を持つお母さんは、これについてもっと注意しないといけないなと感じ、この記事を書いています。

 ではそもそも「メラミン」とは何かですが、メラミン樹脂という言葉を知っている方も多いと思います。つまりプラスチックの一種ですね。耐熱性や耐水性に優れているので、フードコート等で使われている椅子やテーブルの原料だというようなイメージで良いと思います。

 ではそんなプラスチックの原料を何故牛乳に入れるのかということですが、これは「食品安全委員会」の記述が分かりやすいです。以下引用します。

 「中国の事件が発生した地域では、増量の目的で生乳に水が加えられていた。水が加えられて希釈されると、たん白質含量は低くなる。牛乳のたん白質含量は、窒素含量を測定する方法で検査されるので、窒素含量の多いメラミンを添加すればたん白質含量を高く偽ることができる。」 

 これを読むとすぐ分かりますが、誤って混入されたのではなく、牛乳の増量を図るために、意図的に混ぜているということです。 であるならこういった操作が継続されていても不思議ではなく、そのため安全な香港製品が買い占められるという騒ぎに発展しているのだと推測できます。

 実際に、今中国から輸入されている乳製品の安全性がどうなっているのかはよく分かりませんので迂闊なことは言えませんが、何回も書いているように、疑わしいものは避けたい、というのが喘息かつアトピー持ちの私の基本的な考え方です。

 ということは、スーパーでの安売りセールでは、これまでウナギやその他の野菜でもいろいろ問題になってきましたから、必ず原材料輸入国の確認が必要だということです。
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