国内のどこかから
生じている可能性もあります

PM2.5は、すべてが中国からのものではなさそうです(2013.12.15)


 PM2.5についてですが、読者の方から、日本のPM2.5は必ずしも中国からのものではない、というようなコメントを頂き、「確かにそんな気がするな」と思っています。

 実は12月に入ってから、1日を振り返って、私の喉や鼻水の症状を考え、その後埼玉県のPM2.5濃度の数値を確認し、症状と数値に相関関係があるかどうかを見ていたのですが、現時点では以上のような結論に至っています。

1.相関関係は結構ありそうだ

2.数値は0から短期的に80を越える場合もあった

3.0〜20ぐらいの数値の時は、体の違和感はほとんど無い

4.20〜50ぐらいだと、ちょっと粘っこい鼻水が出たり痰が絡んだりする。必然的に咳払いも増える

5.50以上になると、明らかに違和感があり、咳払いや咳、鼻づまり等の症状をはっきり感じる

という傾向があることが分かりました。

 一方日々の変化を見ていると、日によって大小はありますが、夜8時頃から濃度が増え始め、朝の8時頃ピークになり、その後夕方に向かって徐々に減っていくということを繰り返しています。

 私は当初、中国からの影響が大きいので、北西風が吹くと濃度が上がるのかなと思っていましたが、だとしたら1日の内にこれほど周期性は表れず、高気圧や低気圧の移動に沿った、もっと長い周期で増減がありそうな気がします。

 また濃度分布を見ると、北九州や中国、四国地方に中国からの濃度分布が拡がることはあっても、関東までそれが拡大してくることはないように見えます。

 ということは・・・・私が住んでいる場所のPM2.5は、中国由来のものではなく、この近辺に関係するのかなと思えるようになりました。

 中国のPM2.5は石炭の燃焼によるものだと聞いていますが、我が家の近辺に火力発電所はありません。しかし物を燃やすような工場はあるのかもしれないなあ・・・と思って気がついたのがゴミ処理施設の存在。

 改めて調べてみると半径10kmぐらいの場所に何カ所もあってびっくり。ほとんどは24時間稼働で、きちんとしたフィルター処理をしているみたいなので、もしかすると原因とは言えないのかもしれません。

 次に疑ったのが関越自動車道。こちらは我が家から数百mのところを走っています。しかし夜よりも昼の方が明らかに交通量は多いですから、濃度もそれに伴って増加しそうなものです。

 私が思いついたのはこれだけ。昔は街のあちこちに銭湯を初めとする煙突が見られましたが、改めて見回すと、そういった煙突の類はほとんど見なくなりました。

 しかしでは、私の市が観測しているPM2.5はいったいどこから発生しているのか?。明け方数値がピークになるのはどういう意味なのか?なかなか難しくてよく分かりません。ただほぼ毎日朝8時頃ピークになるというのがひじょうに不思議です。


PM2.5は40以上で反応


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