無理に食べなくても、勝手に生息しています

ビフィズス菌とはどんな細菌?(2013.3.17)


 腸内細菌のバランスを整えるための4つの条件を見ていると、これまたこれまでこのブログで書いてきた、バランスの良い食事、運動というのが如何に大事なのかと言うことを再度確認することになったなと思っています。

 後はこれにストレス解消や充分な睡眠を加えれば、誰もが推奨する健康的な生活を維持する方法になります。

 そしてそれらの4つの条件、@栄養、A運動、B睡眠、Cストレス解消は、現在一般的に病気と言われているものに対する、最も根源的な予防法であるとも言えそうです。

 それはそれとして、昨日よく知らないと書いたビフィズス菌です。これについて少し調べてみました。例によってウィキペディアの記載を参考にさせてもらいます。

 説明は専門的な用語が多いのですが、その中で人間の健康にとって重要だと思われる部分を箇条書きにしてみると

@ すべての動物の腸内に生息
A 人間の腸内には5種類のビフィズス菌が生息している
B 細菌の形がVまたはYの字の形なので、「二叉」をあらわす「ビフィズス」という名前が付いた
C 糖を分解して乳酸、酢酸を作る
D 善玉菌として腸内の環境を整える
E 花粉症やアレルギーの緩和にも貢献している
 
ということです。@からBまでは、まあそんなもんかなと納得できますが、Cあたりはちょっと有機化学の知識が必要ですね。

 そもそもこれらの細菌類は腸内に住んでいます。腸内の環境がどうなっているのか詳しくは知りませんが、口から胃、十二指腸、小腸と続くに従って、いわゆる空気は徐々に減り、ドロドロになったペースト状の食べ物が腸に送り込まれるわけですから、小腸内の酸素はかなり少ないことが予想されます。

 そうすると小腸内に住んでいる腸内細菌は、酸素を使わない化学反応により、これらのペースト状の栄養物を分解していくことになります。これを発酵と言います。この時出来上がる物質によって、その発酵を乳酸発酵とか酢酸発酵と呼ぶわけですが、ビフィズス菌はこういった発酵を行っていると言うことです。

 ちなみに発酵を利用した食品としては、酵母菌のパン、乳酸菌の乳酸飲料、酢酸菌の酢酸製造(お酢の事です)等がありますが、これ以外に腐敗した食べ物に大腸菌等が繁殖すると、分解過程において悪臭のガスを生じます。

 このガスが「おなら」になるわけで、変な食べ物を食べて下痢をしたときなどガスが多くなりますが、これは通常の発酵とは違う反応が活発に起きていると言うことになります。

 この辺りまでがいわゆるビフィズス菌の基本知識ですが、それが何故腸内の環境を整えるのか、何故アレルギーを緩和するのか、これについて明日以降また調べてみたいと思います。


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