自律神経失調症の症状(2011.4.19)


 自律神経失調症というのはそもそもどんな病気かと言うと、この文章を読んでくださっている方のほとんどはすでに私よりも良く知っていると思います。そのことを承知の上で、グーグル等で検索した症状をまとめてみます。

 首から上では「頭痛」「眩暈」「不眠」「咳」「呼吸困難」「息苦しい」「嘔吐」等。肩から腰までの間で「肩こり」「背中の痛み」「食欲不振」「動悸」「不整脈」「胸の痛み」「腹痛」「腰痛」「下痢」「便秘」等。手足では「冷え」「しびれ」「むくみ」等。

 まあともかくなんでもありです。この中で私が該当したのは「眩暈」「肩こり」「動悸」「冷え」等が顕著な症状で、それ以外に、言われてみればと思い当たる軽いものが「頭痛」「息苦しい」「不整脈」「胸の痛み」などです。

 ともあれきっかけは「冷え」による「血圧上昇」で、それを心配するあまり、過敏になり「その他の身体症状を意識」。厚着をしたり、薬を増やしたり、運動したりといろいろ試してみても血圧はなかなか下がらず、さらに血圧や他の病気を意識

 医者に「どこも異常はないですよ」と言われても安心できず、ネットで自力で調べ、さらにストレスを増す、という悪循環に陥ったようです。

 こういった負の連鎖は、他人事だとまったく気にならず、「何をつまんないことを心配してるの。そんなこと気にしているから血圧上がるんだよ」と軽く言えるのですが、自分の身体症状だと、なぜか深刻な事態ではないかと考えてしまいます。

 だからこそ自律神経のバランスが狂うのだと思うのですが、私の場合は2年前に連れを病気で亡くし、愚痴や話し相手がいなくなったということが大きいと思います。それに加えて、自身も子供の頃から病弱だった経緯があり、さらにこれからは息子のためになんとか少しでも長生きしなくてはというプレッシャーがあったため、余計体調が気になるようになってしまいました。

 実はこのブログも、ここでそのような症状を書くことにより、多少ストレスを発散できるのではと考えて書き始めた経緯もあります。しかし今回はその効果はあまりなかったのかもしれません。

 その結果、様々な原因が複雑に絡み合って体調不良を感じるようになり、それが自律神経失調症として医者から指摘されるようになったわけですが、それにしてもフルタイムで仕事をしていた頃に比べると、ストレスは格段に減っています

 むしろパートの非常勤講師の合間に家の中で家事をやる生活そのものが、体調についていろいろ考える機会を作ってしまったのかなとも思えます。

 つまり仕事以外の時間があるため、よりいっそう自分の体調が気になるようになったということです。であるなら、よりたくさんの仕事をするか、もっともっと気楽に、折角の自由時間を有効に活用して、あちこちでかけて遊んだほうが言いのかな、暖かくなったらどこへ行こうと思い始めた矢先に大震災と原発事故が起きました。

 もともと春休みにはバンコク旅行を企画し、飛行機も宿泊先も予約済みだったのですが、すべてキャンセル。その後は被災者の方の悲惨な状況や、原発事故の経緯が気になり、今に至っています。

 振り返ってみると、最初は血圧、途中から体調不良への意識過剰、最近は原発事故への不安と対応への怒り、という状況が大きな原因かなと分析しています。

 しかし4月からはやはり非常勤講師ですが仕事も始まり、家庭菜園の世話も必要にあり、暇なときは遊びに行こうという気持ちも出て、血圧は薬を増やした関係もあり、だいたい135/80前後で落ち着いてきました。

 最近は安定剤の効果もあり、よく寝られるので一頃ほどの動悸も感じなくなりました。とりあえず平衡状態に落ち着いたようです。



コンスタン


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