インフルエンザの予測

アメリカで豚インフルエンザが流行の兆し?(2012.9.3)

 今日のヤフーニュースに出ていた、アメリカの豚インフルエンザの記事が気になります。ちょっと前にもこの豚インフルエンザが流行っているという記事を目にしたのですが、今回は初の死者だそうです。

 亡くなったのは61歳の女性だそうで、持病があったと言うことですから、インフルエンザが悪化しやすかったのかもしれません。

 原因ですが、農業祭で豚と接触したことが原因と書かれています。実際今年に入って感染者は289人だそうですが、その9割以上は農業祭で豚を扱っている関係者や業者と言うことで、基本的には触らなければ大丈夫ということです。

 ただ私が今後の動きを注視したいなと思う理由は、小規模だが人から人への感染も確認されているという部分で、遺伝子にちょっとした変化が起きれば、一気に世界中に拡がるかもしれません。

 病気の名称は豚インフルエンザ(H3N2型)となっているようなので、これについて調べてみると、一般的にはA香港型と呼ばれるインフルエンザの親戚のような構造をもっているみたいです。

 香港かぜは、ウィキペディアの記述に寄れば1968年から1969年にかけて、世界中で少なくとも50万人が亡くなったと考えられているそうですから、今後の動きに注意しないといけません。

 つい最近も鳥インフルエンザが世間を賑わしていましたが、今度は豚インフルエンザに注意というイメージ戦略もいろいろ出てくるかもしれません。

 昨年の冬はマスクも充分に供給されていました、いったん感染の危険性をマスコミが叫び出すと、瞬く間に売り切れてしまうのが、最近の日本の傾向かなと思いますので、マスクの常備がない家庭は、猛暑の今の内に少し買っておくと良いかもしれません。

 これとは直接関係ありませんが、今年の年末から来年度初頭にかけてのインフルエンザ予想を検索してみたところ、グーグルが検索キーワードの検索数からインフルエンザの予測を行うという面白い試みをやっていることが分かりました。

 現在8月下旬ぐらいまでのデータが出ていますが、今のところ平穏です。ただ過去のデータを見ると、流行し始めるのは11月の上旬ぐらいからだと言うことが一目で分かります。

 と言うことは、予防接種は10月中旬ぐらいまでにすませておくのがベストのようです。(予防接種が効果を発揮するまでに、一ヶ月程度の時間がかかります)

 また私は昨年予防接種をしたにもかかわらず、流行が下火になった3月下旬にインフルエンザに罹ってしまいましたので、予防接種をしたからといって安心は出来ません。症状が軽くなるだけだという風に解釈すべきだと感じました。



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