高血圧、糖尿病、肥満、喫煙の
老後への影響(2011.11.28)

 今日は「健康百科」というサイトの10月11日付ニュースより一部転載です。内容は以下の通りですが、私自身への自戒と警告をこめて掲載したいと思います。

 DeCarli教授らは、認知症でない1,352人(平均年齢54歳)を対象に、BMI(肥満指数)と腹囲を測定し、血圧、コレステロール、糖尿病の検査を実施。最初の検査からおよそ7年後から脳の核磁気共鳴画像法(MRI)検査を受けた。初回と最後のMRI検査の間に19例が脳卒中、2例が認知症を発症した。

 検討の結果、高血圧患者は正常血圧の人より急速に白質病変や小領域の脳血管損傷が認められ、計画や決定を行う機能が急速に悪化することが分かった。

 糖尿病患者は、糖尿病でない人より急速に海馬(記憶をつかさどる脳の領域)の体積が減少していた。喫煙者は非喫煙者より急速に脳全体と海馬の体積が減少し、白質病変も急速に増加する傾向にあった。

 肥満の人は、計画や決定を行う機能がいち早く低下する傾向が認められ、ウエスト/ヒップ比が大きい人(いわゆる「リンゴ型肥満」)は、脳体積がいち早く減少する傾向にあったという。

 1352人では臨床例が少ないのではと思う人もいるかもしれませんが、この手の調査を7年間に渡ってやり遂げるという努力は並大抵のものではないと思います。

 しかも対象平均年齢が54歳と、私より数年若いだけなので人ごとではありません。この中で該当するのは高血圧ですね。54歳から7年後といえば61歳。あと数年です。その頃に計画性が衰え、意志決定の力が弱くなるのでしょうか。

 それとも薬をもらって血圧コントロールをしている場合は大丈夫なのでしょうか。この辺は曖昧です。ただ高血圧症状を放置するのだけは辞めた方が良さそうです。

 原因ですが、やはり高血圧によって脳内の毛細血管が常に血圧の高い状態にさらされ、徐々に血管壁が衰えていくのかなと思えます。そうすると脳に必要な酸素の供給が滞り、徐々に脳の活性が失われていくということだと思います。

 ちなみに若いときは簡単にできたふた桁の引き算の暗算が、最近は妙に時間を食うようになりました。またいつも使っている簡単な漢字をふっと忘れて書けなくなる、と言うことがあります。

 仕事が教員なので、漢字が書けないのでは話しになりません。授業中にど忘れした場合は、ワープロのやり過ぎだと言って誤魔化したりしていますが、やはり心配です。 数日前は影響の「響」の字を忘れて自分でもびっくりでした。



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