60歳過ぎて始める筋トレも面白いかも

高齢者でも、鍛え方によっては筋肉が増えます(2013.9.16)

 昨日の記事で大殿筋、大腿部の筋肉を増やすことによって、高血圧が改善し、さらに運動能力も維持できるのではないかと書きました。今日はその続きです。

 私は乳児の頃から湿疹に悩まされ(もちろん記憶にはありません。親からの話で、掻き壊すので手に包帯を巻いていたと言う話を聞いています。たぶんアトピー症状だと思います)

 その後幼児の頃からは、当時としては比較的珍しい喘息を発症。幼稚園から小学校高学年ぐらいまで、ひじょうに激しい発作に悩まされ、体育はほとんど見学。

 運動が出来ず、好き嫌いもあったようで体型はガリガリ。就職時の25歳頃の身長は173cmぐらいありましたが、体重は52kgぐらい。自分自身でも信じられないくらい痩せていました。(今は62kg)

 小学校高学年の頃に、画期的な薬剤として喘息の吸入器が開発され、これを使うことによって症状が劇的に改善。ちょうど思春期にさしかかっていたこともあってか、喘息症状は年中から特定の季節に症状が出るように変化し、また私自身も喘息という病気への対応を身をもって学び、少しずつコントロールが出来るようになってきました。

 しかし小学校で基礎的な体力作りはほとんどしていませんでしたから、中学校の体育の成績は惨憺たるものです。この頃は、体力的に劣っているんだから、出来ないものは出来ないという悲哀しか感じていませんでした。

 一方、喘息症状の軽減の代わりに表れたのがアトピー性皮膚炎。以後、この病気が40代までついて回ります。それはそれとして、結果的に私は運動とは無縁な人間であり、そもそも体力作りそのものが出来ない体だと思っていました。

 子供の頃は、虚弱児童と呼ばれていましたので、それが一種のトラウマとなったのでしょうか。私自身は絶対に早死にすると思っていました。

 ところが大学時代ぐらいから喘息症状そのものは、ある時期を除いてほとんど無くなりましたので、運動をする機会が若干増加。基礎体力がないので、この年まで激しいスポーツはしていませんが、教員として就職した頃たまたま卓球bの顧問となり生徒との打ち合いを通して、すこしだけスポーツの楽しさを知りました。

 そんなことがあったからかもしれませんが、早死にすると思っていたのに意外や意外、今や60歳。海外旅行に行ったりしても、旅行を楽しむ体力ぐらいは残っていることが分かり、自分でもびっくりしています。

 ここから昨日の記事に繋がるわけですが、人並みとは言えないまでも、とりあえず60歳で高血圧や痛風の薬を飲み、喘息やアトピーの症状をうまくコントロールしながら生活をして来る中で、残念ながら筋肉の衰えを感じるようになってきた、ということです。

 そこでどうするか。少し調べてみました。するとなんと高齢者でも筋トレの方法如何で、筋肉は保持できるばかりか、増える、ということが分かってきました。

 これは朗報。筋肉質だった人がさらに筋肉を増やすのは大変かと思いますが、これまでほとんど運動らしい運動をしてこなかった私なら逆に筋肉は増えやすいのではないかと思うようになってきました。

 実際、3〜8kmぐらい歩く体力は今もあるわけですから、もしかしたら昨日書いた大殿筋や大腿部の筋肉も含めて、体全体の筋肉を鍛える方法があるのではないかと思うようになってきました。

 たまたま今日は敬老の日です。自分が敬老に該当するのかどうかは分かりませんが、この年で筋トレにチャレンジするのも面白いかもと、ちょっと気分だけが高揚しています。



血圧が上がる時期


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