ハワイで運動、寒い日本で運動不足

突然の血圧上昇の最大原因は運動不足(2016.4.15)

 今回の血圧上昇ですが、若い時なら環境や多少の体調の変化でも、それを補って余りある調節能力が体に備わっているのですが、加齢にともなって、それらの許容範囲が狭くなり、ちょっとした環境や体調変化の影響を強く受けるようになっているのではと感じています。

 つまり暑い時は汗をかいて体温を下げ、寒い時は血管を収縮させて体温低下に備えるというのが通常の調節機構だと思いますが、加齢に伴って、暑くなってもその暑さを感知するセンサーも鈍くなり、さらに暑さを感知してもなかなか発汗せず、熱が体内にこもりのぼせたような状態になるというようなことです。

 今回の血圧上昇は、暖かいハワイで十分に運動をして、体調良好で帰国してちょっと自分を過信していた結果の出来事だと思うようになっています。

 つまり帰国後も体調が良いことを意識して、外気温が寒かったのでそれほど運動せず、加えて4月からの仕事もなくなり、午前中はこうやってブログを書くようなことばかりやっていましたから、必然的に運動不足に陥っていたわけです。

 ところが「体調は良い」という過信があったため、運動不足による筋肉のこわばりが徐々に増していることに気が付かず、ある時期を境に、調節が出来なくなった体が一気に血圧を上昇させたと考えると納得がいきます。

 さて今回の顛末ですが、ここ1週間の1日のうちの最高血圧の推移は以下の通り

4/8 かかりつけの診療所で血圧を測定180/105でびっくり。ここで血圧上昇に気が付きました

4/9 未明の4時ごろ体調不良を感じて測定すると185/110、ディオバンにテノーミンを追加

4/10 起床し洗顔後に測定148/95、降圧剤追加で症状少し改善

4/11 起床直後に156/93、やはり高い

4/12 2:30に胸騒ぎを感じて測定、これまでの上の最高値を更新し208/108を記録。振り返ってみると前日に少し塩分を摂りすぎたかも、なんとかしないといけないと遅まきながら決意

4/13 起床直後175/108、こりゃいかんと思い、軽くラジオ体操。すると158/98と低下。ここで体のこわばりにようやく気が付く。夕方から自己流で全身のストレッチ、すると夕食前に122/83と急低下、運動不足を納得

4/14 起床直後は158/100、朝食前にストレッチ、夕食前にラジオ体操し夕方の値が135/93、夕食後の入浴中にバスタブ内でストレッチ、すると109/58に低下、下がりすぎ?

4/15 起床直後134/88と一連の血圧上昇にようやく落ち着きが見られ始めた。ストレッチを行うことで改善されたので、ともかく最大原因は間違いなく運動不足だということです。



治療方法の曖昧さ


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