老化と高血圧

高血圧の原因と対処

 一般的に、年齢と共に血圧は上がると言われています。その原因を調べてみました。

 原因としていろいろな医学書やネットで書かれていることは、動脈硬化についてです。では動脈硬化とはいったい何なのか。なぜ年齢と共に悪化するのか。それが分かれば改善の余地もありそうです。

 調べてみると「動脈硬化」とは、血管壁が厚く硬くなり、弾力性や柔軟性が失われた状態のようです。私は樹木のゴツゴツした幹を思い浮かべてしまうのですが、樹木が大きくなってくると幹の表面は厚く硬くなっていきます。

 それと同じようなことが血管の内側を構成する細胞に起こるのではないかと言うことです。で、いったん硬くなってしまうと、それを再び柔らかくするのは至難の技だろうなあと、大木の幹の表面を見て思ってしまいます。

 さらに、幹の表面は硬くなり凸凹していますが、血管の内側もどうやら同じように凸凹していくようです。その隙間を赤血球やら白血球そして高血圧患者特有のどろどろした血液が押し合いへし合いしながら通過していくわけですから、どうしても流れに対する抵抗が増して血圧が上がるわけです。

 一方そのような状態で血が流れていくと、凸凹した血管の内側に血液がぶつかり、内壁は傷つきやすくなって、場合によっては一部が皮膚のアカギレのように裂けてしまうというイメージでしょうか。それが脳に起きれば脳出血になるというわけです。

 とすると、それを裂けるためには動脈硬化を起こさないように努力すればいいわけです。(50代後半の私の年齢ではすでに手遅れかもしれませんが)そこで今度は動脈硬化の原因について調べてみると、大きく二つの原因に分けられる事が分かりました。

 一つはこのページのテーマである老化で、もう一つは高脂血症のようです。とういわけで高脂血症はちょっと脇に置いて、老化について調べて見ました。

 老化は、専門的に言うと細動脈硬化と呼ぶようです。ではどうして硬化するのかということですが、どうやら血管壁を作っている一番内側の細胞の能力が、年齢と共に衰えることに原因であると書かれていますが、まさにそれが老化のことです。

 ではどうして年齢と共に細胞の能力が衰えるのかというと、腎臓から分泌されるある種のタンパク質が年齢と共に減っていき、その結果血管内細胞の機能が損なわれていくという研究が発表されています。

 血管や血圧、細胞の話しを書くつもりだったのですが、なんと調べていく内に腎臓にいきついてしまいました。であるならば、腎臓の機能が損なわれないような対策をすれば、もしかすると血管の老化という現象が少し改善されるのかもしれません。

 そう思って「腎臓 老化」という検索語句で調べてみると、やはり腎臓は老化と密接な関係があることが分かってきました。特に腎臓の冷えは禁物のようです。

 では腎臓の冷えを解消するにはどうしたらよいのか。さらにネットで検索をして調べてみました。すると先ず第一に書かれていたのは、「血液をサラサラの状態にすること」です。でもこれは高血圧の対策ではなかったかなと思います。

 しかし血流が滞ることによって腎臓への血液が流れにくくなり、そのため腎臓の働きが悪くなり冷えにつながると考えれば納得がいきます。

 つまりドロドロ血液が血圧を上昇させ、腎臓を冷やし、その結果老化を早め、動脈硬化を起こし、それがまた血圧を上昇させるという悪循環になっているわけです。
 
 そうすると今度は腎臓の冷えを解消するためにドロドロの血液を改善しなくてはなりません。それはどのように改善するか。まあこれは誰もが考えつくことですが、先ずは食事です。話しがややこしくなっていますので、ちょっと要約します。

 高血圧の原因 → 動脈硬化
 動脈硬化の原因 → 老化による血管内壁細胞の衰え、または、高脂血症
 老化の原因 → 腎臓機能の衰えによる冷え
 腎臓機能の衰えの原因 → ドロドロ血液による血液循環の悪さ
 ドロドロ血液を改善するためには → 食事による改善他

 というわけで次回以降、このドロドロ血液の改善方法を調べていこうと思います。



ドロドロ血液へ


高血圧の対策へ


表紙に戻る