南瓜緑茶について(2012.1.20)
先日紹介した「リンゴ酢」や、以前紹介した「かつお節オリゴペプチド」は「特定保健用食品」として「厚生労働省」が販売を許可しているものの中の一つです。
であるなら、これらの食品以外に、血圧に関する「特定保健用食品」にはどんなものがあるのだろうと関心を持ち調べて見ました。
こう結うときネットは便利です。「特定健康食品 血圧」という語句で検索すると、独立行政法人「国立健康・栄養研究所」というサイトが見つかり、ここに「血圧が高めの方に適する」という表示をした食品の一覧表が出ていました。
リンクされたページを見てみると、真ん中より下の方にマインズのリンゴ酢ドリンク、一番下にペプチドという製品が何種類かでていますが、その他に20種類ぐらいあるんですね。知りませんでした。唯一知っていたのは「胡麻麦茶」ぐらいです。
その中で、一番最近許可されたのが「南瓜緑茶 ブレスカット」という緑茶飲料で、平成23年6月27日に許可されています。製造元は「カイゲン」という会社です。私の記憶では風邪薬が有名だったのではないかと思います。
でその「南瓜緑茶」の詳細を見てみると、「γーアミノ酪酸(GABA)」を配合していて、血圧が気になり始めた方に、という注釈が付いています。
つまり私のような高血圧患者では、効き目はほとんどないけど、これまで降圧剤を飲んだことがないような軽い高血圧気味の人が、健康も兼ねて飲んでみると良い、という感じかなと解釈しました。
下の方に「作用・効果および機序」について以下のように書かれていました。
「GABAは、心・血管系に繋がる末梢自律神経節を一過的に遮断して、心・血管の筋収縮を部分的に抑制することにより、血管を拡張させ血圧を降下させる。また、シナプス前あるいは神経節部位におけるGABAB受容体を活性化し、交感神経伝達物質の放出、とくに血管収縮に働くノルアドレナリンの放出を抑制することにより、降圧作用を引きおこすと考えられる。」(引用終わり)
要するにGABAと言う成分が、
・ 筋肉に作用して、心臓の収縮力を若干弱め、血管を拡張させるので血圧が下がる
・ 神経の伝達を行うシナプスに作用して、ノルアドレナリンの放出を抑制することによって血圧が下がる
という二つの働きが示されています。またその下にはさらに、人に対して血圧以外に余計な作用があったかどうかが調べられ、そういった兆候はなかったと報告されています。さらに血圧に対しては、低下が認められたと記載されています。
しかしGABAという物質の知識が現段階ではほとんどないので、これが本当に血圧に良いのかどうかはよく分かりません。明日はGABAについても調べてみようと思います。