私は全く知らなかったのですが、昨年あたりから「茶のしずく石鹸」を使った人の中にアレルギー症状が出ていたんですね。ネットでの記事を見ると重症の場合は一時意識不明になった人もいるようで、これは大きな問題になりそうです。
そもそもこの石鹸は使えば美肌効果があるとして紹介されていたもので、私も数年前どこからか小さなこの石鹸を手に入れ(たぶん試供品です)、一時期使っていたことがあります。
その時、手が荒れるとかなんらかのアレルギー症状が出たという記憶はないのですが、もし出たとしても石鹸を疑うことはなかったと思います。
しかしこの手のアレルギー症状は昨年の夏あたりから指摘されていたようで、メーカーは現在自主回収に乗り出しているようですが、かなり対応が遅いと言われてもしょうがないと思います。
で、このアレルギー症状ですが、ネットでのニュースによれば、顔や目の周りのかぶれ、全身のかゆみ、呼吸困難等、結構激しい症状が出ているようです。
問題となっている成分は、小麦に酸を加えて出来る「加水分解小麦」と呼ばれる原料の一種で、保湿剤として使われています。名前は「グルバール19S」というようですが初めて聞きました。(バなのかパなのか判然としません)
一体どんな物質なのか知りたくてネットで検索もしてみたのですが、分子量が大きい物質でアレルギー症状を起こすとしか書かれていません。
ただその際、この物質は今回の石鹸だけでなく、一般的な化粧品等にも保湿剤として含まれていると書かれていますから、スキンケの製品は評判だけでなく、自分でその成分を確認する必要がありますね。
ただ確認すると言っても、大半の成分がややこしいカタカナで書いてあるので、普通の人には分かりません。メーカーの良識に期待するしかないのでしょうか。しかし保湿性を期待して購入した方が今回の被害に遭われているわけですから、こういった製品を選ぶのは難しいなあと思います。