水道水の水質チェックと浄水器

 浄水場からの水は厳しく管理されていることは分かりましたが、そこから先の水道管の状況は個々の家庭により全く異なると思います。

 当然ながら建物が古ければ水道管の内部も交換していない限り古くなっているはずです。家を新築したと言っても、そこが昔からの住宅地で、以前は古家があったとすれば、その家に至るまでの配管は古いはずです。

 疑えばきりがないのですが、水は生体の生命活動を維持する根源的な物質だと思いますので、良い水を飲みたいと考えることは間違っていないと思います。

 しかしここは法治国家日本ですから、たぶん蛇口から出る水の水質についても細かい法令があって、それに則った水が出てきているのだとは想像できます。

 しかしそれでも、あえて自分で自分の家の水道水がどのくらい汚れているかを調べるにはどうしたらよいかと考えました。

 早速ネットで検索してみると「アクアチェック3」という水質検査試験紙を発見。しかし内容は残留塩素とPHの測定になっています。

 水道水に塩素が少し入っているのは分かりきっていますし、PH(ピーエイチと読んで、水道水が酸性かアルカリ性かを調べます)も塩素が入っているので弱酸性になると予想できますので、趣味の魚を飼育するために水槽の水質管理をするには良いと思いますが、家庭用の水道には意味がないようにも思えます。

 それでも、この手の残留塩素とPHを調べる薬品や試験紙はいろいろ発売されています。しかしこれではあまり用をなさないのでもう少し調べてみると、水道水を汲んで検査機関に送付して調べてもらうというサービスを楽天で発見。

 気になる方は検索してみてください。「環境測定サービス」という会社ですが、内容について詳しく吟味したわけではありませんので、単に会社名だけをあげておきます。

 さて、蛇口に取り付けるタイプの浄水器はいろいろなメーカーから出ていますが、基本的な構造は似ています。

 先ず「活性炭」です。活性炭は言ってみれば炭の粉末ですが、それぞれの粉粒の表面が細かくひび割れています。このひび割れによって生じる孔の中にいろいろな物質を吸着するという性質があります。

 これを利用して一般的には「脱臭剤」や「脱色剤」に使われています。部屋の隅や冷蔵庫の中に「炭」を置いたりするのは、この性質を利用しています。

 浄水器に使われる場合は、水の中に含まれると言われている「残留塩素」「トリハロメタン」という物質を吸着してくれます。また臭い等も初期には効果があるようです。

 しかしその吸着には限度があって、(孔の中に物質が詰まってしまえば)吸着力は失われてしまいます。また吸着した物質の中で微生物が繁殖することもあるようで、その意味では使用期限を守らないと帰って汚染された水を飲むことになります。

 また鉄分等によって生じるにごりやミネラル等は吸着できません。

 そこでメーカーはさらに活性炭に「中空糸膜」というものを組み合わせます。要するにメチャクチャ細いストローを束ねた物です。このストローに外側から水をストローの中に流し込むと、その孔に雑菌や鉄さびが引っかかるという構造です。

 こうして基本的には、残留塩素、にごり、におい、トリハロメタン等は除去され、ミネラル分はそのまま除去されずに出てくるので、きれいでおいしい水になるという原理です。
 
 しかし上にも書いたように使用期限があるので、これを守らないとかえって汚れた水を飲むことにもなりかねません。また各メーカーごとに使用方法の注意書きがあると思いますので、それをきちんと守らないとおいしい水を飲むことは出来ません。
 
   
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