細胞が酸素を使うかどうかの違いです

有酸素運動が健康に良いと言われる理由(2013.10.20)
 
 昨晩はクラシック音楽のリラックス効果があったのか、ひじょうによく眠れました。気温も下がってきて、布団をかぶってちょうど良い感じになってきたこともよく眠れる理由かと思います。

 唯一嫌なのが花粉。昨晩も気分的には良好でしたが、喉のイガイガ感と軽い鼻水症状が続きました。今日は起きがけにちょっと感じましたが、雨が降っているせいか、今はあまり感じません。

 それはそれとして、ここ数日雨模様が続いていて、ウォーキングに出かけられません。市の運動施設に行って、ルームランナーかなんかで歩いてもいいのだとは思いますが、私よりもっと若い方が一生懸命走っていたりするので、歩くだけで利用するのは心苦しいです。

 というわけで、今日は室内で図書館から借りてきた「ウォーキング」に関する入門書を読んでいます。何気なくやっているウォーキングですが、専門書を読むとなかなか奧が深いですね。

 ウォーキング前のストレッチやウォーキング後のクールダウンの必要性がよく分かりました。またストレッチの方法が図解してあるので、次回からはもう少し体をほぐしてから出かけるようと思いました。

 ところでウォーキングというと「有酸素運動だから健康に良い」という記述をよく見かけますが、ではそもそも有酸素運動とはどうゆう運動で、その際体の中でどんな事が起きているのかということまできちんと書いてあるページは少ないようです。

 ここのところ何でも自分で調べて納得したい、という気持ちが強くなっているので、早速有酸素運動について調べてみました。

 先ず常に対比させられるのが無酸素運動という言葉ですね。なんだか無酸素と書いてあるだけで、喘息持ちの私なんかは息苦しく感じられてしまうのですが、どうやら両者の大きな相違点は細胞レベルの話のようです。

 これをもう少し詳しく見てみると、先ず運動をする、ということは筋肉の収縮を伴うわけです。筋肉はう〜ンと細いゴムひものようなものが束になって、その束になったものが更にまた大きな単位の束になると言うことを繰り返して筋肉という太い組織になっています。

 この筋肉に対して神経から収縮せよと言う指令が発せられるわけですが、その時に収縮のためのエネルギーが必要になります。

 このエネルギーを産み出すのが、高校の生物で重要な語句として勉強するATP(アデノシン三リン酸)と呼ばれるものです。一般的にはこれがADP(アデノシン二リン酸)に変わるときネルギーが出ます。

 しかしATPは筋収縮と共にすぐに在庫が切れてしまうので、さらにATPを新たに作る必要があります。どうやって作るかと言えば、まず細胞内に含まれている栄養素を化学的に分解し、ここで得られるエネルギーでATPを作ります。

 ただしこの過程で作られるATPの量は、その後に酸素を使って作られるATPの20分の1程度の量しかありません。つまりこれでもやはりすぐにATPは不足してしまうと言うことです。



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ウォーキング


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