ブタクサとぜんそくの関係

 猛暑が過ぎ、ここのところ(2010年10月)急に冷え込んできたためか、季節の変わり目なのか、若干喘息症状を感じています。

 例年のことなのですが、草むらに黄色い花が咲くこの時期は喘息が出やすいように思います。花の名前は「セイタカアワダチソウ」という北アメリカ原産の外来種です。

 しかしウィキペディアで見ると、花粉量は少なく、また花粉は重いので遠くまで飛ばないと書かれています。とするとたまたま時期が重なっているだけで、原因は別にあるのでしょうか。

 よく言われるのは「ブタクサ」です。花粉症の原因としても知られているので、もしかしたらこちらが原因かもしれません。セイタカアワダチソウの方が、花が目立つので間違えているのかもしれません。

 どちらにしても、黄色い花が咲いている時期はいつも喘息症状を感じるので、早く枯れてくれないかなと念じつつ、散歩をするときもなるべく避けるようにしています。

 ブタクサとはいったいどんな植物なのか調べてみました。ウィキペディアによると、キク科の1年草で、原産は北アメリカと書かれています。やはり帰化植物でした。高さ1mぐらいで、開花時期が7〜10月で花粉症の原因とまでは書かれていますが、それ以上の記述はありません。

 別のサイトで、ブタクサの花粉の顕微鏡写真が出ています。球状で表面にトゲが密生しています。このトゲで、様々な物体に付着するのだと思いますが、見ているだけで喉のあたりがムズムズしてきます。

 この花粉の大きさですが、ブタクサは春に発症するスギ花粉に較べると、半分ぐらいの大きさのようです。従って、スギ花粉は鼻炎でない限り、鼻の粘膜でとらえられ鼻水の症状となりますが、ブタクサは小さいため、鼻をすり抜け、気管支にまで達すると言うことらしいです。

 しかし、他にも花粉はいっぱいあるのに、なぜブタクサ花粉が喘息症状を引き起こすのか、アレルゲンとしてのメカニズムまで書かれているサイトが見つかりません。

 さらにいろいろ調べてみると、ブタクサに反応する人は、メロンやスイカ、キューリにも反応すると書かれているサイトを発見しました。しかし私はこれらの果物には全く反応しないので、もしかするとブタクサは関係ないのかも、とも思えます。

 喘息もアトピーもアレルゲンの特定が出来れば治療も楽です。私の喘息の場合、ハウスダストやダニがたぶん第一アレルゲンです。ホコリをたてて掃除をすると、すぐに呼吸が苦しくなるのでよく分かります。しかし今の時期に何故症状が出るのか、ブタクサでもセイタカアワダチソウでもないとすると、何が原因なのか、不思議です。



台風と喘息


ぜんそくの目次へ


表紙に戻る