2020.5.1
新型コロナウイルスの症状が軽症または無症状の人で、過去にBCG接種を行った人が多いという統計があるようです。そこで改めてBCGとは一体どんなものだったのかをウィキペディアで調べてみました。
私のBCGに対する知識は、結核を予防するワクチンであって、接種時には妙に痛い注射をするらしいという、たぶん小学校ぐらいの知識が残っているだけです。
この注射をするかどうかの判定は、その前段階でツベルクリン反応というのを確かめたはず。そこでさらにツベルクリン反応というの調べてみると、目的は過去に結核菌に感染したかどうかを調べる検査ということでした。
腕の内側に細い針で注射をして、後日その周辺に赤い広がりがあれば陽性、全く広がりがなければ陰性と判定されるもので、ゲージを持ったお医者さんがその測定をしていたような記憶があります。
この検査で陰性と判定されたものは、痛いBCGの注射をされるという事で、子供によっては測定される直前に注射された周辺部をわざとこすって赤くした、なんてこともありました。
私の場合は、当初陰性ばかりで常にBCG接種の対象になっていましたが、当時は喘息持ちでアレルギー体質と診断され、それを理由として接種しませんでした。
しかしその後数年して、擬陽性となり、最終的にはいつのまにか陽性と判定され、結局一度もBCGの注射はしていません。ちなみにその後この注射の方式が変更され、九か所のハンコ方式になりました。
で問題はBCGですが、インフルエンザワクチンと同様に、毒性を消した結核菌を体内にに入れることによって、結核に対する免疫を獲得させるという事のようです。
さらにリンク先ページには、現在の世界のBCG接種の状況も掲載されていて、これを見ると、確かにBCG接種を行っていない国は新型コロナウイルスの感染者数が多いような気もします。
ウィキペディアでは、現時点ではBCGとの関係は否定も肯定も推奨もされないと書かれています。
さて、今日の日本の感染者数は昨日より193名増えて14088名。これで4日間連続で増加数が200名以下です。一時は連日500名を越えていましたから、かなり落ち着いてきたと言えそう。
ただ明日から5連休ですから、我慢できずに遠方に出かける人も多少はいるはず。その人たちによる感染拡大の影響は2週間後の5月中旬に現れてきそうで、そこを乗り越えないと先が見えてきません。
さらに言えば、今後もそういった休みとか、外出自粛が緩むたびに感染拡大が繰り返されるとも考えられます。それらを乗り越えて、長い目で見て少しずつ患者数が減少することになりそう。
とはいえインフルエンザ同様、遺伝子型が少し変わり、今後も違った形で感染拡大が続くと考えると、以前書いたように、人類の生活形態そのものが変わっていきそうです。
グラフは今日現在日本と同程度の感染者数のイスラエル(青)、オーストリア(赤)、日本(黄)、ベラルーシ(緑)、カタール(茶)のグラフです。
オーストリアは終息に向かい、イスラエルと日本はそれを追いかけている感じ。ベラルーシとカタールはまだまだ感染が拡大中のようです。