ギブス装着で生活動作に支障

2019.2.15 

 ギブスを巻いてもらい、心なしか痛みも少なくなりました。たぶん手首を曲げるような動きが出来なくなったからだろうと思っていました。

 というわけでギブス生活の開始ですが、何せ利き手の右手首の骨折ですから、様々な動作に支障が出ます。最初が着替え。医者の処置が終わり上着を着ようとして一苦労。

 右手を先に袖に通すわけですが、ギブスがあるためシャツの袖口のボタンがかけられず、右腕を袖に通すとそのままシャツの袖も肩の方にずり上がってしまいます。

 ちょっとだけ痛みを我慢して、袖口から出ている指にシャツの袖を引っかけどうにか腕を通します。左手で上着を肩までひっぱりあげて、次が左手。

 加齢にともなって体が硬くなっているため、左手がなかなか背中側に曲がらず、左の袖口が見つかりません。まあこの動作は、着替えの基本でその後何回もやりましたから、徐々に慣れていきました。

 ようやく上着を着て待合室に戻って会計を待ちます。名前を呼ばれて立ち上がるのは問題なしですが、支払いをしようと右の尻ポケットにある財布を出そうとして困惑

 結局左手を回して財布を取り出し、次に紙幣や硬貨を取り出そうとしてまたしても困惑。結局ちょっと痛いのを我慢して、ギブスから出ている右手の指で財布を掴み、左手で取り出しましたが、動作の一つ一つが遅くなり、実に面倒。
 
 その間会計の係の女性は慣れているのか辛抱強く待ってくれましたが、不便さが身に沁みます。ようやく会計を終え、お釣りを何とか左手で財布に収納し、財布は尻ポケットではなく上着の左ポケットに入れることにしました。
 
 続いて帰宅するために待合室から外に出ようと靴の履き替えですが、これまた右手が使えず左手で自分の靴を棚から取り出し、脱いだスリッパを左手で棚に収納すると言うことになり、ともかくすべての動作が緩慢になります。

 ようやく靴を履き終え、外に出ようとすると病院のドアがちょっと調子悪いようで、自動ドアが手動になっていました。というわけでまたしても左手の出番。

 左手でドアを開け、外に出て左手で閉めるという、やり慣れない動作が続きます。幸いにこの診療所から自宅までは50mぐらいという近さなので、歩いて戻ることが出来ます。

 しかし玄関に辿り着いて鍵を取り出そうとしてまたしても困惑。鍵は上着の右ポケットに入っています。何とか右手の指先だけで取り出しましたが、今度はそれを鍵穴に入れることが出来ません。

 左手で鍵を開けなんとか家の中に入り、「ふ〜、こりゃ大変だ」とため息ばかり出ましたが、苦難は続きます。





お茶をいれるだけで一苦労


骨折


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