最後は免疫勝負?

エボラ出血熱で回復する人はどんな人?(2014.10.28)


 羽田空港でエボラ出血熱を疑われる方が病院に搬送されたという記事を見てびっくり。ついに日本も・・・と思いつつ、検査結果は本日早朝というニュースを見て就寝。

 朝起きて、すぐにニュースで顛末を確認。どうやら陰性だったようで本当に良かったです。しかしこういったことが今後も起きるんだろうなあという気はしていますので、やはり病気への知識も必要だろうなと考えています。

 ここまでいろいろなニュースを見たり読んだりして分かったことは

・ 潜伏期間が3日から2週間ぐらい
・ 潜伏期間中は感染する心配はない
・ 感染経路は患者の血液や体液、唾液、嘔吐物、便に直接触れること

 ここまでは納得できました。しかし

・ 咳やくしゃみによる飛沫感染については、感染しない。また咳やくしゃみはこの病気ではあまり症状としてあらわれない。

 と書かれていましたが、これは程度問題だという気がします。感染経路に唾液も含まれているわけですから、咳やくしゃみ(主症状ではないそうですが)によって大きな唾液の粒が飛び散る可能性はあります。

 それを吸い込んだらどうなるのかということですが、空気感染について調べてみると、要は空気中に飛び出した唾液はすぐに水分が蒸発してしまうわけで、それでも乾燥した状態で病気の性質を保ち続けるものが空気感染と言われているようです。

 ということは、エボラは空気中で乾燥してしまうと、その病原性を維持できないということになりそうです。

となると逆に湿気の多い場所で、直径の大きい唾液粒子が飛ぶと乾燥しにくいので、わずかながら感染の可能性が出てくるような気もします。(実際地表には湿気があるので危険という記述もありました)

 だとすれば、とさらに私の勝手な考えですが、航空機等で移動する場合、機内はかなり乾燥していますから、機内での感染の確率は低いというようにも思えます。さらにマスクをすれば安心感も高まりそうです。

 問題は今後の予防ですが、初期症状はインフルエンザと似ていると言われていますが、数日後にエボラ特有の嘔吐、下痢、血圧低下、頭痛、貧血といった症状を示すそうです。

 また致死率が90%と書かれる事が多いようですが、これは何も治療をしない場合だそうで、治療をした場合は60%(それでも高いと思いますが)に下がるとも言われています。

 回復に向かう要素は、接触性の低さ(感染度合い)と自己免疫力だそうですから、やはり日ごろからストレスを減らし、規則正しい生活習慣を維持し、良質の食事を摂り、適度に運動し、よく眠るというのが一番のようです。


MERS発生経過


各種感染症


表紙に戻る