血行維持で認知症を予防

一人暮らしもどきを体験して考えること(2014.3.1)

 3月に入りました。昨日は異常なぐらい暖かかったのですが、今日は再びファンヒーターのお世話になっています。

 2月5日から息子がアメリカへ約一ヶ月の短期留学に出かけています。帰国は11日の予定です。5日の日は、息子を成田まで送っていくついでに私もケアンズ旅行に出発。

 約2週間ケアンズでのんびりして18日に帰国。その後一人暮らしが続いて早や10日が経過。折りに触れてLINEを使ってリアルタイムで息子と連絡を取ったりしていますが、この間の自分自身の心境を興味を持って客観的に観察するよう努力しています。

 つまりいずれは息子も独立するであろうから、その後は一人暮らしになるわけで、そのときは今より体力も衰えている可能性もあり、そんな中で自分自身がどんな生活をすることになるのか、ということを気にしているわけです。

 現状は経済的に特に問題もなく、一人で何不自由なく動き回れる体力もあり、できれば息子の帰国までにもう1回ぐらい旅行に出かけられないかという希望すら持っていますが、やはり夜一人で食事をするのは味気ないなという思いもあります。

 「寂しくてしょうがない」というような感情ではありません。「なんか物足りないな」という感覚でしょうか。やはり息子とはいえ、自分とは別の人間が同じ家の中にいるといないでは、家全体に漂う暖かさみたいなものが違うような気がします。

 またもしこれで仕事もなく、近所づきあいもなく、さらに実家の母親がいなくなれば、場合によっては24時間一言もしゃべらずに生活するような事態も予想され、そうなると認知症や孤独死の問題も生じるなと考えています。

 そんな中ヤフーのニュースを見ていたら、血液サラサラ薬が認知症を抑制するというような記事がありました。脳梗塞の予防薬を服用すると、軽度の認知症の進行を遅らせるというものです。

 もともとは脳梗塞の予防薬のようですが、ようするに脳に血栓等が出来ないように、血液の粘性を下げ、脳内の血液が流れやすくすると言うものです。

 ということは、結局普段から血液の流れを良くするように、野菜や果物を多く食べ、動物脂肪分は控えめにしてウォーキング等の適度な運動を行えば血液循環は良くなるはずですから、認知症の予防にもなると言うことになりそうです。

 その上で、近所づきあいや趣味を通した活動を行えば、脳細胞も活性化されます。ウォーキングそのものも、身体バランスを整え、考えながら歩くという過程により、脳も活発に活動していると聞いています。

 誰とも会わずに家の中でじっとしている、というのが良くないことは明白ですから、ある程度の年齢になったらそういったことを自分から積極的に、意識的に行わなくてはいけないということのようです。


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