人生に少しでも目標があれば・・・

将来の孤立を避けることが認知症対策の一つ(2014.7.13)

 私は現在61歳。母親は84歳。母親はとっくに健康寿命を越えています。それでもなんとか身の回りの生活はきちんと出来て、夕食の準備なんかもしていますので安心していますが、やはり将来的には気になります。

 私はこの健康ブログのほかに、「父子家庭で早期退職をしたおじさんのお気楽生活日記」というブログも書いているのですが、このブログを書いていて思ったことは、高齢者が単調な生活にはまってしまうと認知症になりやすいのではないかということです。

 つまりある意味判で押したような規則正しい生活をしていると、いつの間にかそういった生活をすることだけが生きる目的になり、他からの刺激を受ける必要を感じなくなってしまい、脳の働きも、生きることだけに費やされ、他の思考や刺激に鈍感になってしまうのではないかということです。
 
 ということは、高齢者が自分自身で認知症を予防するためには、当たり前のことですが、時には同じような日常生活からはみ出す、ということが必要なのではないかと思っています。
 
 ただし、はみ出すと言っても、別に法律を犯してどうのこうのということではなく、近所を散歩したり、庭木の手入れをしたり、ご近所さんと世間話をしたり、体力があれば旅行に出かけたり、私の場合は男ですから居酒屋やスナックに出かけて店員さんと話をしたり、さらにはボランティアや地域活動に参加したり、とまあ出来ることはいろいろありそうです。

 またあれをしたい、これをしたい、というような人生のちょっとした目標があることも大きいのではないかと思います。

 一方それを見守る家族としては、予防という意味で、なるべく話をする時間を増やし、時には一緒に食事をしたり、旅行に行ったり、病院に行ったり、要するにさりげなく支援をしながら刺激を与えることが大事かなと思えます。

 こんなことを考えているのは、今後日本では孤立する高齢者が激増するという予測があるからで、その中の一人に私が入る可能性があるからです。

 そういったリスクがあると分かっている時点で、何が出来るだろうかということをいろいろ考えているのですが、今はまだやりたいことがもいろいろあり、旅行で行きたい場所も多数あるので、精神面ではまったく問題ないと思っています。

 しかし、だからこそ今のうちに今後やれることの下地を作っておかないといけないなと感じています。


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