私が飲んでいるディオバンも該当

降圧剤のARBはアルツハイマー病に効果有り?(2012.10.14)

 先日授業をしていたら、突然いつも書いている簡単な字を忘れていることに気がつきびっくり。急いで教科書の字を確認して書き直しましたが、これはいよいよ私も脳細胞の働きが衰えてきたかと不安になりました。

 帰宅してから、あらためて「物忘れと認知症の違い」みたいなものを調べ、どうやら私の場合は年齢的に当たり前の「物忘れ」に該当することが分かってきましたが、これまでそういったことは難しい漢字ではたまにありましたが、易しい漢字を忘れることはなかったので、かなりショックを受けました。

 私の住んでいる市の公共放送では、時々自宅からいなくなった高齢者の方の捜索の放送が流れていますが、その数は年々増えているようにも感じ、少子高齢化と核家族社会の弊害だろうなとつくづく感じます。

 そんなことを考えながら、ネットで健康関係のニュースを読んでいたら、「一部の降圧薬はアルツハイマーの進行を抑制」という見出しのついたニュースを発見しました。

 このニュースに寄れば、一般的な高血圧の降圧剤である「アンジオテンシンU受容体拮抗薬」(ARB)がアルツハイマー病患者に見られる脳のプラーク(脳血管内に出来る狭窄部分)の量を減少させる効果があるみたいです。

 ただどうしてそうなるのかという因果関係まではわかっていないみたいです。それでも高血圧で悩んでいる患者さんが、面倒な思いをしながら毎日飲む薬が、こういった効果を表してくれるというのは朗報です。

 では現在治療薬として使用されているARBという降圧剤は具体的にどんな名前なのか。これが当然知りたくなります。私が今飲んでいる「ディオバン」という薬もたしかARBではなかったかと記憶しています。

 以下薬剤名、商品名を列挙します。

・ ロサルタン(ニューロタン)
・ バルサルタン(ディオバン)
・ カンデサルタン レキセチル(プロブレス)
・ テルミサタン(ミカルディス)
・ オルメサルタン メドソキル(オルメティック)
・ イルベサルタン(アバブロ イルベタン)  等だそうです。

 私はすでに数年にわたってディオバンを朝1回、医師から処方されているのは80mgですが、それを医師に断って60mgにしてこの春から飲み続けています。(春先に立ちくらみの頻度が多くなったため)

 以後猛暑の夏を過ぎ、今も60mgにしていますが、最近の朝晩の冷え込みで少しずつまた血圧が上がりだしているようにも感じているので、先日書いたように、若干運動の要素を増やしつつ様子を見ているところです。

 ちなみに私の母親も高血圧でやはり「ディオバン」を飲んでいますが、今の所認知症等の症状はまったく無く助かっています。ただ体の不調は、寒くなってくるとしょっちゅう訴えています。

 80歳を過ぎていますから、体全体のどこに不調が生じてもおかしくないのかなと思っていますが、出来れば最後まで自分の意志だけはしっかり持ちたいなと思っています。 


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