早朝に目が醒めることが多いです

梅雨期は精神的に不安定になりやすく、不眠も(2013.6.30)

 梅雨時のせいなのかどうかよく分かりませんが、特にストレスもない快調な生活をしているにもかかわらず、時々早朝の5時頃に目が醒めてしまい、それっきり眠れなくなることがあります。

 特に6月の梅雨時に多いような気がするのですが、もしかしたら梅雨時はいつも空が曇っていて、あまり太陽光を浴びることもないので、体内時計が狂ってしまうときがあるのかもと思うようになりました。

 先日も下校途中の児童に刃物で斬りかかるという、通常ではおよそ考えられないような事件が起きましたが、精神的に不安定な状態になる人もこの時期は多いような気がします。

 ただ私の場合は上に書いたようにストレスもほとんどなく、毎日を割とのんびり楽しく暮らしていて、精神的に不安定だなと感じることはほとんどありません。

 しかし実は今日も早朝5時に目が醒めてしまい、しょうがないので久しぶりに早朝ウォーキングをしてきました。日曜の5時だというのに、結構歩いている方が大勢いてびっくりしましたが、皆さん私と同年代かそれ以上でした。

 高齢者は早寝早起きが得意で、なおかつ昼寝もする(我が家の実家の母親がそうです)ことが多いようですが、要するに体が昼夜の区別を認識しずらい状態になっているのだなと感じます。

 ネットで「早朝に目が醒める」というような語句を使って検索すると、若い人の場合はストレスが原因であることが多いようで、これは私自身早期退職する前に早朝4時頃目が醒めてしまうと言う経験をしていますので、理解できます。

 一方高齢者の場合は・・・と見てみると、本来は脳内中央付近にある「松果体」という器官から「メラトニン」という物質が分泌され、これが睡眠を調整しているようですが、加齢と共にこの分泌量が急激に衰えると書かれています。

 つまりこれが眠りに入るサインになり、血液中に存在している間は睡眠が維持されるというメカニズムです。

 ところがネットの情報では、この分泌量のピークは8歳ぐらいでその後はひたすら減少。8歳前後は心も体も成長する大事な時期ですから当然という気もしますが、その後の減少の勢いはかなり激しいです。(武田薬品工業のページを見ています)

 8歳ぐらいを100とすると、20代で半分、30代で3分の1〜4分の1、40代で6分の1から10分の1、50代になると10分の1以下、60代は20分の1ぐらいです。

 ただでも少ない時期に、昼夜の区別がはっきりしない曇天が続くと、体はいつが朝で、夜はいつなのかということが分からなくなってしまい、1日の中でメラトニンの分泌の変化がはっきり際だたないと言うことになるのかなと思えます。

 ということは、昼でもなんとなくだるくて眠い。夜は寝ているけど睡眠が浅いと言う状態で、精神的にも不安定になりやすいと言うことでしょうか。

 これを解消する方法ですが、太陽が顔を出したときしっかりとその光を浴びて、なおかつ陽光のもとでウォーキングをすると良い、という結論になりそうです。



夏場の睡眠時間


睡眠


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