異物が大腸に達しにくい?

アレルギー患者は大腸がんになりにくい?(2015.5.13)

 台風一過、朝から良い天気だなと思っていたら、予報どおり気温がどんどん上昇。今日は週に数日の仕事がある日で、通勤には車を使っているのですが、道行く車は99%窓を閉めてエアコンをかけている様子でした。

 私は、エアコンは燃費は悪くなるし、車内の空気も悪くなると思っているので、窓を全開にして、風を感じながら走ってきました。窓枠に手をのせると、皮膚がじりじりするので、「紫外線もかなり強いな」と感じました。

 しかし台風一過の風で結構さわやか。窓を開けると車内の埃も自然に飛んでいくのではと勝手に思っています。

 さてかねてより私が思っていたことに近い内容の記事が、先日ニュースで配信されました。 

 「Medエッジ」というサイトですが、見出しが「アトピー性皮膚炎だと大腸がんが減る、ぜんそくや花粉症なども悪いばかりではない」というものです。

 先日も大腸がんと闘病していることをテレビで告白した俳優の方がいましたが、抗がん剤の副作用がきついというようなニュアンスでした。

 私の妻も悪性リンパ腫で、かなり強力な抗がん剤治療が行われ、結局その強さに血球が耐え切れず、白血病症状となり他界しました。その間抗がん剤の副作用を耐えに耐えての結果でしたので、なんともやるせない気持ちになりました。

 というわけで、できれば自分の体に悪性腫瘍ができるなんてことは避けたいなと思っているのですが、こればっかりは、予防の試みはできるものの、後は確率的な問題だなと思っています。

 そんな中でのこの記事ですが、内容は単純。皮膚炎、喘息、花粉症といったアレルギー患者は大腸がんの発症や死亡率が減るということが、統計的に確認できたということです。

 また脾臓がんが少ないという研究報告もあるそうで、「俺はアレルギーで喘息もちで、運動もままならず、体力も無く、不健康で早死にするかも」と思っていた若い頃の認識は、少し間違っていたのではと最近私も思うようになっています。

 というのもアレルギーの原理を単純に考えると、免疫系が活発に活動しているからこういった症状が粘膜や皮膚の表面で起きるわけで、過剰反応ではあるものの、余計な異物はなるべく排出するという体の防衛反応でもあると私は思っています。

 つまり防衛反応が喉でおきれば喘息、鼻でおきれば花粉症、皮膚でおきればアトピー性皮膚炎ということになり、花粉の時期には胃腸症状が出ることもあり、これは胃の粘膜で防衛反応がおきているのだと思っています。

 つまりそれだけ大腸に至る前に異物が取り除かれていることになり、そのせいで大腸がんが減るのではという解釈が成立しそうです。

 まあもちろん素人の後付の自分に都合の良い解釈ですから、信用度は低いのかもしれませんが、そう思えば悪性腫瘍よりは花粉症やアトピーのほうがまだましと前向きに考えることも出来そうです。


微小カプセルでがん治療


悪性腫瘍、悪性リンパ腫


表紙に戻る