「がんは薬で治る」という雑誌を読んで(2016.7.14)
暑い1日でした。私のパソコン部屋にはエアコンがありません。先日暑い中、このぐらいなら大丈夫だろうと過信して、作業を続けていたら、どうやら熱中症もどきになってしまったようです。
軽い頭痛や動悸というのが初期症状で、血圧も上昇気味。夜寝るときも動悸を感じて、ネットでいろいろ調べた結果、たぶん熱中症になりかけたんだろうと判断しました。
こういう時は、水だけではだめですね。かえって血液の濃度が薄くなって体によくないようです。またカフェインを含むような、コーヒー、紅茶、その他のお茶類も、利尿作用によってトイレが近くなり、血液濃度が高くなり過ぎ、これまた良くないようです。
さらに言えば暑い時に飲みたくなるビールの類も利尿作用があるので、やはり高齢者のビールの飲み過ぎは良くなさそうです。なんだか飲みたいものがどんどん制限されてしまい悲しくなりますが、熱中症で意識を失うよりは良いだろうと思っています。
というわけで、ここのところ暑い時は「ポカリスエット」を飲むようにしています。これは錯覚かもしれませんが、確かに飲んだ後に体に溶液が染みわたるような気がします。
ただし難点があります。それは価格。2L入りのものを買っていますが、すぐ近くの一番安いスーパーで200円近くします。息子と一緒に飲んでいると、1本が1日でなくなることもあるので、まじめに?飲み続けると一か月で6000円。
これはさすがに厳しいなと感じます。(と言いつつ、夕食時に200円ぐらいする350mLのビールを飲んでいるわけですから、まあある意味自分勝手な考えです)
そこで、今日はスーパーに行って、カフェインを含まない夏の定番の飲み物として麦茶を買ってきました。なぜ麦茶がカフェインを含まないのかは不明ですが、パッケージにも「カフェインゼロ」と堂々と書かれていましたので、これを気にしている人も多いのだと思います。
ついでに併設されている本屋さんで、雑誌や漫画を立ち読みするのが日課ですが、今日は「がんは薬で治る」という強気の特集を掲げた「エコノミスト」という雑誌を少しだけ読ませてもらいました。
免疫療法の中の、特に最近脚光を浴びている「オプジーボ」という薬に焦点が当たっているような記事でしたが、こういった薬の作用原理が少し理解できました。
これと似たような薬で分子標的薬という薬があります。代表的な薬の一つに「リツキサン」というのがありますが、これはがん細胞表面にある特定の目印を見つけて、ここに結合。
するとがん細胞の形が変わるので、免疫細胞がこれを異常な細胞と判断して駆逐するという原理です。
一方オプジーボに代表される薬は、ガン細胞から出される免疫細胞の働きを弱くする物質を阻害するということで、これによって既存の免疫細胞が弱体化せず、ガン細胞を駆逐できるということのようで、「なるほどなあ」と思いながら読んでいました。
この考えに基づいた、類似の薬が今後もこれからどんどん開発されるだろうとのことですが、現状で問題になっているのはその価格。
こういった薬を使う事で資産を失う人もいるようで、今後の課題になっています。長寿はめでたいことですが、ただただ長寿だけを追い求めるのもどうかなあと最近思うようになっています。左はアマゾンへのリンクです。