癒し効果を求める人が増加

ハワイのパワースポットで感じたこと(2013.8.20)


 ハワイには聖地と呼ばれる場所が何箇所かあります。古代のハワイに住んでいた人がさまざまな儀式に使っていた場所だという説明が多いですが、どちらかというと自然の石や岩、土地、樹木等にまつわるものだと感じています。

 またハワイ諸島全域がある種のパワーに覆われていて、そこへ行くと皆元気になるという人も多いです。一般的にパワースポットと呼ばれているものだと思いますが、定義そのものは曖昧です。

 霊的な存在を感じる人もいるようですが、感じるという感覚は実証できません。これはある種の場所に行って、ひじょうにさわやかな大気を感じたというのも同様で、誰かが感じていても、そのすぐそばにいる人が感じるとは限りません。

 この場合感じることが正しいのか、感じないことが正しいのか、物理的な証拠をあれこれ示さないと証明はできないのだと思います。

 ただたくさんの人が、ここはなんとなく居心地が良いと感じる場所はあるように思います。風水にも通じると思いますが、ファミリーレストランで特定のテーブル席だけが非常によく利用される、なんていうのは、人間が自然に選択しているはずですが、何かを感じていると考えてもおかしくないと思います。

 ハワイに行くと自然に気持ちがゆったりとして、なんとなく体が軽い感じなり、ストレスが消えていくような気がする人は多いように思います。そういった指摘が多いことから、ハワイはパワースポットであると認識する人も増えているのかもしれません。

 一方、ハワイには癒し効果がある、という言葉が広まるにつれて、たとえ実際に身体的状況に変化がなくても、癒し効果があったと感じる人もいると思います。

 偽薬を飲んでも効果が現れる現象とよく似ています。つまりこの薬は効く、と思い込むことによって人間本来の回復力が目覚め、治癒が早まるということです。逆に言えば、人間の知覚は簡単にだまされるということの証明であるようにも思えます。

 ともあれ、私の場合ハワイに行くと、理由は不明ですが、風邪は早く治るような気がしていますし、喘息は出たことがありません。アトピーは改善し、血圧も安定します。実に不思議だなと思いますが、別に癒し効果を意識しなくても、体が勝手にハワイの環境に影響されているようにも思えます。

 物理、地学、医学といった分野からまじめに考えると、やはり大気の組成、気温の変化、湿度、外来種の少ない生命環境、水、海、太陽光、食事等々の影響かなと思われますが、それらをひっくるめて癒しのパワーといってもいいのかもしれません。

 ちなみにパワースポットでは冷気を感じる人も多いようです。私自身ハワイに限らず、日本でも旅行先で私も時々感じます。日本で感じるのは神社が多いですね。もちろんまったく感じないことのほうが多いです。単に木陰に入ったので気温が下がったんだと言われてしまうかもしれません。

 ハワイではオアフ島の東海岸にある「ペレの椅子」と言われている場所でそれを感じました。これはひなたを移動中に感じたので、木陰ではありません。ただしその場所に行ったから、何かが良くなったということはないです。ただ何か敬虔なものを感じたということです。


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