具体的に何をするのか?

2020.2.26

 今日の埼玉は朝から霧雨模様。雨のせいか花粉の影響は少ない感じ。というわけで、今日も新型コロナウイルスの感染者数を最初に確認。

 いつものように「Johns Hopkins CSSE」というページ(アメリカの大学です)を見ると、中国本土の感染者数は77663名となっていて、昨日は77657名だったので、感染拡大がほぼストップ。

 まだ紆余曲折はあるかと思いますが、若干先が見えてきたようにも思います。一方世界全体の感染者数は80593名で、昨日は80075名だったので、数字は大きいものの増加率は1.006倍で、低い値に収まっています。

 また亡くなられた方は全世界で2708名。昨日が2699名だったので増加率は1.003倍となり、これも低い。ただし死亡率は3.36%で巷のニュースで見聞きする2%前後という数値よりは大きくなっています。

 回復者は28060名で、昨日が27554名だったので1.018倍となり、こちらはちょっと下がってしまい残念です。というのが世界全体の現状。

 次に日本の現状。感染者数は昨日の159名から170名に増加。増加率は1.069倍で、何とか低い値に収まっていますが、3月4月の各種行事で、一気に増えそうな気配も感じます。

 これらの数値をグラフにすると一目瞭然ですが、中国の感染者の増加は以前予想した通り、今月いっぱいでピークを迎えそうな気もします。

 しかし死亡者は、まだ多数の感染者が療養中ですから、今後も少しずつ増えていくはず。特に日本の場合は、感染者のグラフは右肩上がりで直線状に増えていますから、中国の感染者数増加の初期段階とよく似ています。

 政府はここ1、2週間が勝負という言い方をしていますが、確かにその通り。ただ感染者数増加をできるだけ抑制するという方針は理解できますが、そのために具体的に何するかという行動指針がいまいちのようにも感じられます。

 中国のように高圧的な隔離政策は、民主的な?日本では難しいのかなという気もしますが、経済を優先するあまり医療が崩壊したのでは本末転倒です。

 ちなみに日本以外で感染者が増えているのが韓国。昨日は833名だったのに今日は1146名で、増加率は1.376倍。この数値は初期の武漢での数値によく似ています。

 次に多いのがイタリアで229名から322名に激増。たぶん現地ではパニックに近いことが起きているかも。次に多いのが日本で170名。またイランが61名から95名に急増。

 数字の変化を見ている限り、今後中国は徐々に終息に向かいそうですが、一方で世界全体に感染が広がっていくことは間違いなさそうです。現在感染者が存在する国は41か国です。



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