小中校を臨時休業

2020.2.28

 昨日夕方、安倍総理がいきなり小中高の臨時休校を発表。今日は各学校が大混乱に陥っているのかなと思っています。ただ方針としては間違っていないと私は思っています。

 毎年冬場にはインフルエンザが流行しますが、これが1月の始業式数日後に激増という傾向があるようですから、今回の新型コロナウイルスの感染者数の増加も、この措置ですこし勢いが弱まるかもしれません。

 何より、こういった少し強硬な措置を取らないと感染拡大が防げないという重要なメッセージが国民全体に伝わっただろうなと思っています。

 とはいえ、いかにも唐突であることは間違いない。だったら1月中にこういったこともあり得ると予告すべきではなかったのかという気もします。

 その意味では、中国の感染拡大を横目で見ながら、日本は大丈夫と過信していた政治家が多かったのだと思っています。

 さて今日の感染者数ですが中国本土は昨日の 78076名から78817名に増加。増加率は1.009倍で、昨日の1.005倍より増加。じわりじわりと増え続けているということです。

 全世界の感染者数は81409名から83079名になり、1.021倍。昨日は1.01倍だったのでこれも増加。亡くなられた方は2772名から2856名になり、増加率は1.030倍。

 昨日が1.024倍だったので、これも増加。どうも悪い方向の数値ばかりが並んでいます。唯一の朗報は回復者数。昨日が30464名で今日は36317名となり、1.192倍。これはここ2週間の中で2番目に大きい数字です。

 一方国別の数値でクルーズ船を除いた日本の感染者数を見ると、昨日の189名から214名に増加し、これは1.132倍。この数字はここ3日間で確実に増えています。

 他国を見ると、悲惨なのは韓国。1261名から1766名に激増。ただ検査体制が確立しているようで、日本のように保健所が検査を拒否するという事態にはなっていないようです。

 その意味では日本には潜在的な感染者が多数いるとも考えられ、これは厚労省の怠慢?かもしれません。

 次に悲惨なのがイタリアで453名から655名に増加。そしてイランも139名から245名に急増。次に感染者数が多いのが日本。その他昨日に比べて増えたなと思ったのがドイツで27名から48名へ。

 フランスも昨日までは16名以下で記録していなかったのですが、今日は38名。世界全体で感染者を抱える国も50か国を突破し、51か国になりました。

 中でも中国や日本では、一旦治ったとされた人が再発している例もあるようで、ウイルスの強さを感じます。



全校一律休校要請


新型コロナ


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